生命保険の保障期間には、終身タイプと定期タイプがあります。
終身タイプというのは、保障が死ぬまでずっと続くもの。そして、定期タイプは10年とか20年、もしくは30歳まで、60歳まで、といった形の期間限定の保障をするもの。
それなら、一生保障してくれるものの方が良いような気がしますよね。しかし、終身保険と定期保険では、保険料は全然違うものなんですよ。
終身保険なら、解約しない限りは確実に保険金を受け取れます。人はいつか死ぬのれすから、当然ですよね。
一方、定期保険は、その期間内に死ぬことがなければ、保険金を受け取れませんし、払った保険料が返ってくることはありません。
保険金を受け取れないのに、支払い続けた保険料は、どこに行ってしまうのでしょうか?それは、他の、契約者の中で、不幸にも亡くなってしまった方のための保険金として使われます。
要は、一部の、亡くなった人のための保険金を、他の大勢の契約者がワリカンで払っている、というイメージです。
ですから、保険料は、1000万円の保険でも、保障期間によりますが月々数千円です。たとえば、35歳の女性が10年間、1000万円の定期保険に加入するなら、保険料は1200~1500円程度です。
ただし、定期保険の場合は、更新すると保険料が高くなることは理解しておきましょう。上記の例で言えば、35歳の女性が、45歳になったときに、同じ内容で更新したら、保険料は2000~2500円になります。
55歳になったときにまた更新すれば、保険料は4000円前後にまでなってしまいます。これが、2000万、3000万の保険になれば、保険料も2倍、3倍となりますので、大きな保障がいつまで必要なのかをあらかじめ考えて、無駄な更新はしないということが大切です。