老後のことを考えると、不安になる人も多いと思います。特に、「年金はちゃんともらえないのでは?」と考えてしまう人はたくさんいます。しかし、年金がもらえるかどうか分からないからと言って未納状態にしていると、将来怖~いことが起こるかもしれません。
障害を持ってしまったとき、どうしますか?
年金は、老後の生活を支える老齢年金だけではありません。障害年金というものがあります。障害年金とは、所定の障害状態になったときに、年金を受給できるというものです。
たとえば、「交通事故に遭って大けがをして、体に障害が残ってしまった。普通に働くことはできなくなってしまった」というような場合。収入が途絶えてしまっても、若いうちは両親が面倒をみてくれるでしょう。しかし、今後一生働けないとなると、両親もいつまでも生きているわけではありませんし、兄弟や親せきが助けてくれるとも限らないのですから、障害年金は必要になってきます。
さらに、収入が途絶えるだけではなく、介護費用がかかる場合もあります。車いすを購入する、自宅のバリアフリー工事をする、病院に通院する、などなど、障害が残らなければ発生しなかったはずの費用がいろいろとかかり、家計を圧迫してしまいます。しかも、若い人が障害を持ってしまっても介護保険の対象にはなりませんから、頼れるのは障害年金だけ、ということになります。
もし、障害年金を受給できなければ、その後の生活は困窮してしまうでしょう。