節約したい場合には、保険の見直しをすると大きな節約効果が見込めます。ただし、安い保険を契約した結果、かえって損をしている可能性もあるんです。あなたが契約している安い保険は、本当に安いと言える保険ですか?
保障期間は足りていますか?
生命保険は、保障期間が決まっています。死ぬまでずっと保障が続く終身タイプの保険以外は、「1年」「10年」もしくは「60歳まで」「80歳まで」というように保障期間が決まっているものです。
保険料は、保障期間が短いほど安くなります。たとえば、20歳から30歳までの10年間であれば、普通はほとんど死ぬこともありませんし、病気になる人も少ないです。保険会社が保険金・給付金を支払うリスクも低いので、保険料を安くすることができます。
一方、20歳から80歳まで60年間の保険であれば、保険料は高くなります。年齢を重ねるごとに死亡率も病気になる確率も高くなりますし、それをカバーするには高い保険料を支払わなくてはならないんですね。
でも、「保険料を安くしたいから」という理由だけで、保障期間が短い保険を選ぶのは間違いです。必要な保障期間というのはその人の家族構成などによって決まっています。だから、「本当は20年間必要なのに、10年間しか契約しなかった」ということはあってはならないのです。
10年間の保険期間が終了した後はもう10年更新することはできますが、更新するとそのときの年齢で保険料が計算されますから、はじめの10年間よりもぐっと保険料が高くなります。これではまったく節約になっていません。