DINKsが加入すべき生命保険は?

結婚していても、子どもがいない夫婦のことをDINKsと呼びます。

DINKsとは

Double Income No Kids

の頭文字で、共働きで子なしの夫婦という意味の言葉ですね。

さて、DINKsでもいろんな方がいると思います。

まだ結婚して間もないので子どもはいないが、子どもを作ることに対しては積極的な夫婦。

結婚したらがしばらくは二人の生活を楽しみたい、もしくは十分な貯蓄をしたい、といった理由でしばらくは子どもを作らないでおこうという夫婦。

また、結婚はしていても子どもは不要、という考えの夫婦。

それから、体質や病気等の事情から子どもが作れないという夫婦。

どれもDINKsと呼ばれるものですが、この場合、生命保険はどのようなものに加入すれば良いのでしょうか?

今回は、DINKs夫婦の生命保険についてお話ししたいと思います。

生命保険の種類

まず、生命保険はそもそもどういうものなのか、ということを確認しておきましょう。

生命保険は、病気などで入院したり手術をしたときに給付金がもらえたり、死亡したときに保険金をもらえるものです。

生命保険には他にもいろんな種類の保障があり、その人の生活スタイルや家族構成、年収などによって加入する生命保険は変わってきます。

生命保険の主な保障の種類はこのようになります。

死亡保障

自分が死亡した場合に、自分のお葬式代などにかかるお金や、残された家族にかかる生活費の保障です。
死亡時の他、高度障害の際にも同額の保険金を受け取ることができます。

死亡保障をする保険の種類はこのようなものがあります。
・終身保険
・定期保険
・収入保障保険
・養老保険
・学資保険(契約者の死亡保障としての機能がある)

医療保障

入院や手術をした際にかかる医療費やそれ以外にかかる諸経費を保障します。
入院・手術の他、通院に対する保障もあります。

また、女性特有の病気を保障するものやがん保障、特定疾病(脳卒中など)を保障するものも、医療保障の一種です。

医療保障をする保険の種類にはこのようなものがあります。
・医療保険(がん保障や女性特有の病気などの保障を特約としてつけることができる)
・がん保険

介護保障

要介護状態になった際にかかる介護費用を保障するものです。
公的な介護保険と違い、費用は一括もしくは年金形式で受け取ることになっており、また、国の介護保険の給付基準とは異なる基準が設けられています。
公的介護保険と違って現金で受け取れるほか、公的介護保険では保障されない若い人の要介護状態やケガによる要介護状態も保障するのが特徴的です。

平成24年より、生命保険料控除の対象にもなっています。

老後保障

老後の生活を保障するための保険です。
公的な年金制度とは別に、個人で加入する年金なので個人年金と言われています。

DINKsが備えるべき保障とは?

では、DINKs夫婦はどのような保障を持っておく必要があるでしょうか。

一つずつ考えてみましょう。

死亡保障は少なくていい

まず死亡保障ですが、DINKs夫婦の場合は何千万円といった大きな保障は不要です。

よく、生命保険のパンフレットなどに載っているモデルプランでは1000万、3000万といった大きな保障になっていますが、これは子どもがいる人向けの金額になっています。

もし、専業主婦の妻と小さな子どもがいる男性なら、万が一死亡してしまうと残された家族は困ってしまいます。
というのも、一家の大黒柱を失ってしまえば収入が途絶えてしまうからです。
もちろん遺族年金は給付されますが、とても十分な額とは言えません。
また、たとえ妻が働くにしても小さな子どもを育てながら十分な金額を稼げるとも限りません。だから、遺族年金や妻のパート収入などを想定してみてそれでも足りないと思われる額を生命保険で準備しておく必要があるのです。

一方DINKs夫婦の場合はどうでしょうか。
どちらかが亡くなってしまっても、残された方も働いているのですから生活に困ることはないはずです。

もし必要なら、「お葬式代」程度だけ準備しておくと良いでしょう。
一般的にはお葬式代としては200~300万円程度の生命保険に加入しておく人は多いですが、もしそれだけの貯蓄があれば生命保険に加入しなくても良いでしょう。
お葬式代程度の保険に入っておきたいと思われる場合は、終身保険がおすすめです。

医療保障が必要かどうか考えよう

医療費というのは、実はさほどかかりません。
というのも、公的な保険(いわゆる健康保険)の保障が手厚いからです。
1か月にかかる医療費は、一般的な所得の人で8万円ちょっとです。(高額療養費制度というものです)
実際にはもっとかかっても、限度額を超えた分は払い戻されるからです。事前に申請しておけば立て替えることもなく、窓口の支払い自体が8万円ちょっとに抑えられます。
※ただし月をまたいで入院した場合などはそれぞれの月で限度額を計算するので、もし2か月にわたって入院した場合などは上限も16万円ちょっとになることは注意しておきましょう。

それでも、数十万円程度の貯蓄があるなら支払えないことはありませんよね。ですから、貯蓄がその程度あるなら基本的には医療保険に入る必要はないと言っても良いでしょう。

ただ、医療費がもっとかかってしまうケースもあります。
それは、保険適用外の治療を受けた場合です。
高額療養費制度は、あくまでも保険適用の治療にかかった分ですから、保険適用外の治療を受けた場合は全額自己負担となります。

みなさんは、「先進医療」という言葉をご存じでしょうか。
この治療は保険が適用されない治療で、さまざまな種類があるのですが、内容によっては数百万円かかることもあります。
先進医療を受ける場合はさすがにポンと支払える人は少ないと思います。

また、がんにかかった場合は特に治療費が莫大になりやすいです。
がんは治る病気ではありますが、まだまだ治療費は高くなりがちです。
そこで、数百万円程度の貯蓄が無い場合は、先進医療特約付きのがん保険に加入しておくのがおすすめです。

介護保険には加入すべき?

介護保険はよほど貯蓄が無い限りは加入しておくのがおすすめです。
介護というと老人介護のイメージが大きいかと思いますが、介護が必要になるのは加齢に伴うものだけではありません。

たとえば交通事故に遭って体に後遺症が残ってしまい、介護が必要になることもありますよね。
この場合は障害年金の対象にもなりますが、公的介護保険の対象にはならないので、十分な生活費や介護費用にはならないことが多いのです。

公的介護保険では、ケガによる要介護状態というのは保障されません。(65歳以上は保障されます)

ちなみに介護保険には死亡保障もついているので、介護保険に加入するならその分死亡保障を減らすと良いですよ。

老後保障は個人で準備すべき?

老後の生活費というと、年金がありますよね。
自営業の人なら国民年金、会社員の人なら厚生年金です。

厚生年金の場合はお給料によって支払う保険料も変わるので、人によっては老齢年金も十分な金額になるでしょう。
ただ自生業の人や、フリーターとして働いていた期間が長い人などは公的年金だけで十分な金額になるとは限りません。

その場合は、自分でも老後資金を準備しておいた方が安心ですね。
ただし、自営業の人の場合は、民間の個人年金の他に「国民年金基金」に加入するという手もあります。
国民年金基金の場合は全額が「社会保険料控除」になりますから節税対策にもなりますよ。

一方民間の個人年金の場合は自由度が高いのは魅力です。
老後に一括で受け取ることもできますし、もしくは解約して別の目的に使う、ということもできます。
自分で老後資金を用意する方法としては他にも銀行預金や資産運用といった方法もありますが、その一つとして個人年金も検討してみても良いでしょう。

DINKs夫婦は保険の入りすぎに注意しよう

DINKs夫婦の場合は子どもがいなくて共働きなのでお金が貯まりやすいと言われています。さらにどちらかに万が一のことがあっても生活に困ることも無いので、大きな保障は必要ありません。

にも関わらず、生命保険に入りすぎている人が多いのも事実です。
親が加入しておいてくれたものをそのままにしていたり、もしくはよくわからないまま勧められて加入したような生命保険の場合は保障内容が過剰になっていることも少なくありません。

そういった保険に毎月保険料を支払うのはお金のムダにもなりますし、DINKs夫婦の生命保険というのはコンパクトにしておいた方が良いのです。
もし自分の保険に不安があるなら、一度きちんと見直しをしてみましょう。
ほけんの窓口などで相談してみれば、自分たちに必要な保障を教えてもらうことができるのでぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

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