早いほうが良い?学資保険は子供が生まれてすぐに加入すべき?

お子さんがいる方は、学資保険に加入していますか?

子どもが生まれたから学資保険に入らなきゃ!

と考える人は多いようですが、どの学資保険を選べば良いのか分からなかったり、家計にゆとりがなかったりといった理由から、ずるずると先延ばしにしてまだ加入していない、という人はいませんか?

かと言って、早く入らなければ!と焦るあまりにいい加減な選び方をしてしまうのも考え物です。

そこで、学資保険にはいつ加入すべきなのか、どのような学資保険に加入すべきなのか、ということを考えてみましょう。

学資保険に加入するなら早い方がいい!?

学資保険は、子どもの教育費を貯めるための保険です。
しかも教育費というのは数百万単位でのお金が必要になるのですから、長期戦で貯めていかないと大変になることは想像に難くないですよね。

では、学資保険に加入するのはいつが良いのでしょうか?

実は学資保険は出生前から加入できます。
妊娠6か月ごろから加入できるので、赤ちゃんが生まれてバタバタする中で学資保険を検討するよりも、ゆっくりと考えられるので良いのではないでしょうか。

ただ、出生前に加入する場合は当然まだ子どもの名前はありませんし生年月日も確定していませんから、産後に名前と生年月日の登録が必要となります。

もし、今妊娠中であれば、今からでも学資保険の加入を検討しておくのがおすすめですよ。
産後はママ自身も疲労困憊のはずです。出産というのは相当な労力を使いますから回復にも時間がかかりますし、疲れている中で育児をするわけですから学資保険のことを考えるひまなど無いと思っておいた方が良いでしょう。

また、子どもが生まれるタイミングというのは、親の生命保険を見直すタイミングでもあります。
夫婦二人だけならどちらかに万が一のことがあっても経済的に困ることは少ないですが、子どもがいる場合はしっかり備えをしておかないと、万が一のことがあった場合に生活が立ち行かなくなってしまいますよね。

親の生命保険についても見直しする場合は今後の人生設計についても考える必要があります。
子どもが生まれるときというのは生命保険について一から学んだり、自分の人生について真剣に考える絶好のチャンスですから、ゆっくり時間の取れる出産前に保険の検討をするのはおすすめです。

生命保険というのは素人には難しい部分が多いので、自力で調べるだけでなく、保険ショップやファイナンシャルプランナーに相談した方が良いでしょう。
その場合は新生児を連れていくのも大変ですし、自宅に来てもらうにも赤ちゃんがいると集中しにくいですから、出産前にしっかり考えておくのがベストですね。

もちろん、妊娠中に学資保険への加入や生命保険の見直しができなくても、産後でもかまいません。
ポイントは、学資保険に加入しようと思うならなるべく早めに、ということです。

早ければ早い方が良い、と考えた方が良いでしょう。
学資保険はほとんど貯蓄のようなものです。

18年で300万円貯めるのと、12年間で300万円貯めるのとではどれくらい変わってくるでしょうか?
単純に割り算をすれば、18年間なら毎月13,888円ずつ、12年間なら毎月20,833円ずつです。
生後すぐに学資保険に加入するのと、ずるずると月日が過ぎてしまって小学校入学前に慌てて加入するのでは、保険料は数千円変わってきます。
しかも小学生以降は習い事でお金を使うことも増えてきますし、そのうち塾や部活などでますます出費がかさみます。
学資保険を含む貯蓄の金額は、なるべく少なく済むように工夫すべきだと言えるでしょう。

もちろん、月々の貯蓄額を低く抑えるには、なるべく早くに貯蓄を始めることが何よりも大切だということは言うまでもありません。

そもそも、学資保険は必要?

最近……というよりもここ10年、15年くらいのあいだ言われていることかもしれませんが、今は学資保険に入るメリットは無い、と言われています。

それは、利率が低くて積み立てたお金が増えないからです。

しかし、だからと言って学資保険に入るべきではないというのは乱暴だと筆者は考えています。

それを言ってしまえば、終身保険も個人年金保険も養老保険も、貯蓄性の高い保険はすべて「入る意味が無い」ということになってしまうでしょう。

たしかに、昔は学資保険に入るメリットはとても大きかったです。
満期になれば満期学資金と積立配当金で、支払った保険料の倍ぐらいのお金が返ってきたものです。それに比べれば、たしかに今の学資保険なんてほとんどメリットがないようにも思えるでしょう。

でも、それは銀行の預貯金でも同じですよね。
銀行に預けたって利息はほとんどつかないと言っても良いぐらいですし、ただ今の利率で銀行に預けるよりは、学資保険を利用した方がまだマシというものです。

ただ学資保険は、加入後に金利情勢が良くなってきて銀行の利率が上がったとしてもその恩恵は受けられません。
学資保険だけでなく生命保険というのは、契約したらそのときの利率がずっと適用されるので、学資保険であれば18年間ほどの長期固定金利で貯蓄をしているような感じになっています。

今後金利が上がってくれば、「銀行に預けておけば良かった」と思う時が来るかもしれません。

でも、学資保険は資産運用ではありませんし、いかにお金を増やすか?ということではなく「いかに確実にお金を貯めるか?」ということの方が大切です。

そして、確実にお金を貯めるということに関しては、学資保険はとても優れた商品だと思います。

まず学資保険は生命保険の一種ですから、自動的に口座から保険料として引き落としてくれます。

お金は自分の口座ではなく保険会社に預けることになるので、目の前からお金を消すことができて、「ついおろしてしまう」という事態を避けることができるのです。

また、生命保険の特徴として、払込ができないことが続くと「失効してしまう」という点があります。これはデメリットとも言えるかもしれませんが、「今月は貯蓄しなくていいや」なんてことをするとたちまち保険が失効してしまいますから、少々家計が厳しい時にも甘えずに確実に貯蓄を続けることができるというのはメリットではないでしょうか。

それからもう一つ、生命保険の特徴として意外に重要なのが「お金に名前をつけられる」という点です。

学資保険というのは、契約者の名前、被保険者の名前が保険証券に書かれています。

銀行の預金の場合は子ども名義の口座を使うと良いのですが、その場合は自動引き落としにすることが難しいので毎月自分で入金する手間があり、長期的に貯蓄を続ける方法としてはあまり現実的ではありません。
また、親の名義の口座で貯蓄をした場合は、他にも「マイカー資金」「マイホーム資金」などの貯蓄とまとめて管理してしまうことが多く、「このお金は○○ちゃんのもの」という意識が低くなりがちです。

これはあくまでも意識的な問題なので考え方次第だと思われるかもしれませんが、学資保険のように明確に用途が決まっていると、そのお金には手を付けづらいものです。モチベーションの維持にも効果的だと言えるでしょう。

学資保険なら子どもが何人もいてもそれぞれの名義でお金が貯まるので、確実に貯めやすいのではないでしょうか。

もちろん、学資保険にもデメリットはあります。
先にお話しした「失効」のこともありますし、また、経済的に困窮した際に「途中解約」をすると元本割れするということも覚えておきましょう。ですから無理のない範囲で貯蓄して、残りは銀行に貯めるなど、学資保険だけに頼らない、というのは良い方法かもしれませんね。

どんな学資保険に加入すべき?

学資保険に加入するとしたら、どのような商品を選ぶべきでしょうか?

学資保険と言っても、保険会社によって内容は変わっています。

学資保険を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

・返戻率が高いものを選ぶ
・10歳払込満了タイプも検討する
・特約のないシンプルなものを選ぶ

返戻率が高いものを選ぶ

特に注目したいのは「返戻率」ですね。
返戻率というのは、支払った保険料に対して、学資金がいくら返ってくるか、ということです。
当然返戻率は高い方が良いので、しっかりチェックしてから選ぶようにしましょうね。

ただ返戻率を比較する際には注意点があります。
それは、「条件を揃える」ということです。
たとえば

A社 18歳満期
B社 22歳満期

と、満期年齢が違う場合は、当然B社の方が返戻率が高く出ます。保険会社が「運用」できる期間が長いほどお金は増えるわけですね。
また、

C社 18歳払込 18歳満期
D社 10歳払込 18歳満期

このように、払込期間が違う場合もあるので気を付けましょう。
この場合は、D社の方が返戻率は高くなります。10歳までに必要な保険料を払い終えれば、あとはただ運用で増やすだけですから、当然ですよね。

このように、条件が違うと返戻率の比較にはなりませんから、払込満了年齢と満期年齢などの条件は揃えた上で比較してくださいね。

10歳払込満了タイプも検討する

10歳払込の学資保険はおすすめです。
10歳払込の場合は、保険料自体は高いです。通常は18年ぐらいかけて払うものを10年で済ませるわけですから、それだけ月々の保険料は高くなります。

しかし、先ほど紹介したように、10歳払込満了の場合は、一般的な18歳払込満了に比べるとぐっと返戻率が上がるのです。

しかも10歳で払い込みが終わるので、その後は保険料の負担がないのが魅力です。10歳と言うと小学校4~5年生になりますが、その頃から塾通いをするようになったりして教育費がかかりだしますよね。

お金がかかってくる頃に学資保険の保険料負担がなくなるのはとても便利だと言えます。10歳までの保険料負担は多くなりますが、子どもが小さいうちはさほどお金がかかることもありませんから、その分学資保険の保険料を多めにしても払い続けられるのではないでしょうか。

特約のないシンプルなものを選ぶ

最後に、学資保険を選ぶ際には、貯蓄としての機能を重視し、医療特約や育英年金などの保障機能が無いものを選びましょう。
こうした特約がついていると当然返戻率は下がります。
返戻率が下がって元本割れするとしても保障が得られるのですから一概に悪いともいえないのですが、特約がついていると結局得なのか損なのか、ということが分かりにくくなってしまいます。

特約がついているプランを提案された場合は外してもらうようにしましょう。また、はじめから保障機能が充実していて内容を変えられない学資保険は避けた方が良いと思います。

学資保険は、なるべく早めに加入するべきだと思います。ただ、ろくに比較もせずに加入してしまうと損になることもありますから、しっかり比較検討した上で、良い商品を選ぶようにしてくださいね。

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