独身の生命保険、賢く選ぶコツは?

独身の人に、生命保険は必要ない!

という話を聞いたことはありませんか?

生命保険というのは、万が一のことがあったときに、経済面で支えてくれるものです。
ということは、万が一のことがあったときに、お金で困ることがあるなら生命保険に加入すべきですし、お金に困らないのであれば生命保険は必要ありません。

あなたはいかがですか?

ここでは、独身の方の生命保険を選ぶ場合のコツを紹介しましょう。

死亡保障は必要なのか?

死亡保障とは、死亡した場合に、保険金が受け取れる保険のことです。

では、もしあなたが死亡してしまった場合に、お金に困ることがあるかどうかを考えてみましょう。

遺族の生活費という意味での死亡保障

これがもし家族を養っているお父さんの生命保険であれば、数千万円という大きな死亡保障が必要になります。
というのも、もし一家の大黒柱が死亡してしまった場合は、遺族が生活していけるように、十分なお金を残しておかなくてはならないからです。

では、独身の方の場合はどうでしょうか?
一般的な独身の方であれば、家族を養っているわけではないのですから、「遺族の生活費」というのは不要ですよね。
もし、独身であっても両親や兄弟を養っているという場合は、「遺族の生活費」分の死亡保障が必要になります。

遺族の生活費というのは、あなたが死亡したあとに、いくらあれば良いのか、ということを考えなくてはなりません。

たとえば現在10万円の仕送りをしていて、それがないと家族が困ってしまうというのであれば、毎月10万円が受け取れる「収入保障保険」に加入する、という方法があります。もしくは、今後30年にわたって毎月10万円を仕送りする予定というのであれば

10万円×12か月×30年間=3600万円

となりますから、3600万円分の定期保険に加入しておくという方法もあります。

お葬式代という意味での死亡保障

ただ、独身であっても既婚者であっても、誰にでも必要になるのが「お葬式代」です。
お葬式代は全国平均で約200万円です。
200万円あれば、平均的なおお葬式が挙げられると思っておくと良いでしょう。

もちろん、お葬式はもっと低価格でもできます。
最近は、昔ながらの料金が不透明な葬儀は減ってきており、明朗会計で格安な葬儀会社が増えています。
そういうところを選べばかなり費用を抑えることはできます。
一般的なお葬式ではなく「家族葬」と言って親族のみで執り行うこともできますし、葬儀をせずに「直葬」するという手もありますから、経済的な余裕がなくてもお葬式ができるということは知っておきましょう。
もし、家族に経済的にゆとりがないのであれば、死亡保障はあった方が良いですね。
その際は自分がどの程度のお葬式をしてほしいのかということを考えて保険の金額を決めましょう。
一般的なお葬式であれば200万円程度、「直葬でいい」と思うのであれば20~30万円あれば十分かと思います。ただ20~30万円という金額の保険はありません。最低保険金額は保険会社によって100万円、200万円と決まっているので、必要な死亡保障が少ない場合はなるべく最低保険金額が低いところを探すと良いでしょう。
また、20~30万円であれば貯蓄で対応できる、という人は死亡保障をつけなくても良いです。

■独身の場合でも家族を養っている人は「遺族の生活費」としての死亡保障が必要
■お葬式代は、自分が望むお葬式の規模に応じて準備しておく

医療保障はどうすべきか?

医療保障とは、入院や手術をしたときに給付金が受け取れるような保険のことです。

独身の方の場合は死亡保障がいらない人も多いのですが、医療保障は必要になる人の方が多いかもしれません。

というのも、特に一人暮らしの場合、万が一入院するようなことがあれば、たちまち生活に困ってしまうという人は少なくないからです。

会社員の方であれば傷病手当も出ますし、有給休暇も使えるわけですから、多少の蓄えがあればすぐにお金に困るようなことはないと思います。

でも、非正規雇用で社会保険未加入の場合は、そういった制度は利用できません。
アルバイトの場合は有給休暇も無いところの方が多いですよね。(ほんとはもらえるはずなんですけどね。)

そこで、非正規雇用の人の場合は自分で万が一への備えをしておかなくてはなりません。

実は入院したときというのは、医療費の支払いそのものよりも、収入減による生活の困窮の方が問題になります。

医療費は、「高額療養費制度」というものもありますから、実際の自己負担額はせいぜい8万円程度です。その他もろもろを合わせても1か月あたり10万円あればなんとかなります。10万円程度であれば、最悪分割払いにしてもらえば払えなくはないですよね。

ただ、入院によって収入が大幅に減ってしまうと、退院後に生活が立ち行かなくなる可能性があります。
独身の方の場合は、むしろこの収入減に対する備えをしておくのがおすすめなんですよ。

医療保険に加入していると、入院1日あたり○千円といった形で入院給付金が支払われるほか、手術をした場合は手術給付金が支払われます。

入院日額は5千円もしくは1万円が主流ですが、5千円あれば十分でしょう。

また、医療保険にはその他の特約をつけて保障を充実させることもできますよね。
たとえば女性であれば、女性特有の病気を手厚く保障するものや、退院後の通院を保障してくれるものなどです。

これらの特約は、基本的には不要だと考えても良いでしょう。
「あれば良いけれど、なくてもものすごく困ることはないだろう」ということです。
もし保険料が多少高くなっても加入しておきたいという人は、特約を充実させたプランとベーシックなプランの2種類の見積もりをもらって、保険料の負担が許容範囲かどうかをたしかめましょう。

ちなみに、がんに対する備えは別途しておくのがおすすめです。
これは医療保険に特約をつけるのではなく、別途「がん保険」に入りましょう。がん保険も必須というわけではありませんが、あった方が満足な治療が受けられます。
がん保険に加入する際も保険料を吟味して、支払える範囲で最低限の備えをしておくと良いですよ。

■医療保険は日額5千円のベーシックなものを
■その他特約は基本的には不要、ただしがん保険は加入の検討を

その他の保障は必要?

ここまで、死亡保障と医療保障についてみてきました。
この2つの保障さえ準備できれば、とりあえずはOKです。

では、その他の保障についても考えてみましょう。
その他の保障とは、「老後保障」「介護保障」のことです。

まず老後保障は、余力があれば個人年金に加入しておいても良いと思います。
個人年金というのは公的な年金ではなく、自分で自分の年金を用意するものです。たとえば「年額120万円を60歳から10年間」というように、あらかじめ決まった金額・期間の年金を作れます。

要はほとんど貯蓄するのと同じことなのですが、なかなか貯蓄ができないという人の場合は、個人年金を利用することによって効果的に貯蓄ができるので、検討してみても良いでしょう。
ただし個人年金はあくまでも老後資金のためのものであって、途中でお金が入用になって解約してしまうと元本割れしますので、無理なく続けられる金額に設定するようにしましょう。利率は低いですが、少しずつでも貯めておけば老後の生活の足しにはなるので、余力があれば加入しておいてくださいね。
余力がなければ無理に加入する必要はありませんが、その分あとからがんばって貯めなくてはならないということは覚えておいてくださいね。

次に介護保障です。
介護保険と言うと公的な介護保険がありますね。40歳以降で保険料を負担するものです。

それとは別に保険会社の介護保険があります。
公的な介護保険では足りない部分を補うのが狙いです。

また、公的な介護保険は適用されるためには年齢制限もあり、若くして要介護状態になっても保障してもらえないという点があります。
民間の介護保険の場合は年齢に関わらず要介護状態になれば保障してもらえるので、むしろ若いうちの備えとして持っておくと良いかもしれません。
ただ介護保険もあれば助かるものですが、保険料も高いですし家計を圧迫してまで加入する必要はないと言えます。
もし、余力があれば加入を検討しておきましょう。

ただ、独身の方の場合で若くして要介護状態になってしまった場合、両親に介護してもらうことになるかもしれません。でも両親が歳をとってくると介護も難しくなりますし、訪問介護などのサービスを利用する可能性も高いですよね。介護費用が苦しくなりそうであれば、積極的に加入を検討してみてはいかがでしょうか。

■個人年金と介護保険は、余力があれば加入しておく

ここまで、独身の方のための生命保険の選び方のコツを紹介してきました。
独身の方でも状況によっては生命保険をしっかり準備しておかなくてはなりませんから、自分に必要な保障をしっかり吟味してみてくださいね。

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