生命保険を失効させないために……保険料の滞納は絶対避ける

生命保険、加入していますか?

生命保険の世帯加入率は約8割ですから、大半の方は何かしらの生命保険に加入している
と思います。

でも、生命保険というのは契約してしまえばOK!というものではありません。生命保険は何十年にもわたってかけ続けるものです。ですから、契約することが大切なのではなく、続けていくことが何よりも大切だと言えます。

「続けるも何も、一度契約したら解約しない限り契約が続いていくのは当たり前じゃないの?」

そう思われるかもしれません。

でも、そうではないのです。

生命保険の保険料。

まさか毎月振込用紙で支払っている、という人はほとんどいないと思います。
普通は指定した銀行口座から自動引き落としになるか、もしくは給料から天引きで支払っていますよね。(勤務先が保険会社と提携していれば給料からの天引きが可能となっています)

ただ給料天引きで支払っている人よりも、銀行口座からの引落の人が多いでしょう。
では、あなたは生命保険の保険料を毎月欠かさず支払えているでしょうか?

自動引き落としというのは口座に入っているお金が足りなければ引落できないのですから、一度や二度は、残高不足で引落ができなかったという経験がある人も多いのではないでしょうか?

生命保険の保険料だけではありません。
家賃や光熱費、携帯代などの支払いにしても、うっかりお金を入れておくのを忘れて引落出来なかった、ということは誰でも経験があると思います。

でも、生命保険の保険料は必ず引き落とせるように注意しましょう。

生命保険は「失効」する!

生命保険というのは、万が一のことがあった場合に、保険会社から給付金や保険金がもらえるというものです。でもこれは、保険会社がボランティアでやってくれているわけではありませんよね。保険会社はあしながおじさんではありません。

生命保険というのは「契約」です。
契約である以上は、こちらの義務を果たさなければ契約が無効になってしまうということです。

たとえば「告知義務」。
告知義務というのは、被保険者の健康状態について何か問題があるか、契約時に申告しなければならない、というものです。
過去に入院したことがあるとか、手術をした、持病がある、といったことは保険会社に申告して、その上で保険の契約をしなければなりません。
もし、それを申告せずに契約した場合は、「告知義務違反」によって契約が無効になってしまうわけです。

そして、保険料の支払いも、契約者の義務です。
生命保険は、保険料を支払う代わりに、万が一のことがあれば保障してもらうという契約です。ですから保険料を支払わなければ契約は成り立たなくなります。
保険料を支払わないことによって保険契約が成立しなくなることを「失効」と言います。

失効してしまうとどうなるか?
当然、保障はなくなってしまいます。
もし保険が失効した後に入院をしたり、最悪死亡したとしても、給付金や保険金は支払われません。それまでにどれだけ保険料を支払っていたとしてもです。これは契約である以上仕方ありません。

失効してしまっても所定の手続きをすれば「復活」させることも可能ですが、もし「復活」までに支払い自由に当たる何かしらの事故などがあっても保障はしてもらえませんし、また、復活の手続き自体もすぐにできるものでもないのでとても面倒であるということは言うまでもありません。

保険が失効するタイミングとは?

ちなみに、引落ができなかったからと言って即失効するというわけではありません。それはさすがに厳しすぎますよね。
誰だってうっかり入金を忘れたり、入金する時間がとれなかったりするものですから、失効するまでには猶予期間があります。

では、猶予期間はどれぐらいなのでしょうか?
保険契約が失効するまでの猶予期間は、払込方法によって変わります。
月払、半年払い、年払い、どの方法で支払っているかによって変わるので注意しましょう。

まずもっともオーソドックスな支払方法である「月払」の場合です。
月払の場合は、引落ができなかった場合、翌月の月末までが払込猶予期間となります。

ですからもし引落ができなくても、翌月に2か月分まとめて引落できれば問題ないわけです。
ちなみに、翌月の引落は2か月分払わなくてはなりませんが、1か月分だけでも支払えばとりあえずはセーフです。この場合は保険料の払込が1か月遅れになっている状態なので、どこかのタイミングで2か月分払わなくてはならないということを覚えておきましょう。

そして、もし翌月の引落に間に合わなかった場合はどうなるのでしょうか。
たとえば25日が引落で間に合わなかった場合。
払込猶予期間は「翌月の月末」ですから、まだ数日間の猶予期間はあります。でも引落はもうできませんから、この場合は別の方法でとにかく月末までに支払えばセーフです。

保険会社によって取り扱っている払込方法は異なりますが、たとえば振込用紙が送られてきてそれで支払うとか、保険会社が発行している会員カードを使ってATMから入金するとか、もしくは営業窓口まで出向いて直接支払うとか、さまざまな方法があります。
ですからもし2か月連続で引落ができなかったとしても諦めずに、とにかく月末までに入金するように頑張りましょう。

では次に、半年払いと年払いの場合を見てみましょう。

半年払いと年払いの場合は、引落ができなかった場合は、翌々月の「契約応当日」までが払込猶予期間となります。

ここで、「契約応当日」について解説しておきましょう。

契約応当日とは何か?
みなさんの保険証券には、契約日が書かれていると思います。その日にちが「契約応当日」です。

たとえば契約日が「7月15日」となっているのなら、契約応当日は「15日」ということになります。

もし、1月27日が引落だった場合、払込猶予期間は1月の翌々月で3月、そして契約応当日は15日なので、3月の15日までに支払えばセーフ、3月15日を過ぎればアウトということになります。

半年払は6か月分の保険料をまとめて払うこと、年払いは1年分の保険料をまとめて払うことですから、金額も大きいですよね。ギリギリになって慌てないように、きちんとお金を置いておきましょう。

生命保険は、保険料の支払いがなければ失効してしまいます。そして、失効後に万が一のことがあったとしても、保障してもらえません。
けっこうシビアな話です。

でもよく考えてみてください。
それは生命保険に限った話ではありません。

たとえば携帯代。
携帯電話も、支払いが遅れたらすぐに止められてしまいますよね。
引き落としができなければコンビニ支払用のハガキが届いて、その支払い期日を過ぎればすぐに止まる、といった感じですよね?(ケータイ会社によって止まる時期は違います)
電気代も、おおむね2か月程度滞納すると止められると思います。

何も生命保険だけが厳しいわけではなく、やはりお金は決められた期日に支払わなくてはならない、ということです。

ただ生命保険の場合は、失効した場合のリスクがかなり大きいということは覚えておきましょう。
携帯や電気が止められたとしても、それによって数千万円の損失がでることは無いと思います。

でも生命保険の場合は、失効したあとに万が一のことがあった場合は保険金が受け取れずに遺族に大迷惑がかかってしまうことになります。

生命保険の保険料は支払いが遅れることのないように、引落口座には常に多めのお金を入れておきたいものですね。くれぐれも、うっかり忘れることがないように気を付けましょう。

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