生命保険料支払い金額の目安は手取りの10%って本当ですか?

毎月の保険料、いくら払っていますか?

生命保険は必要だと思いながらも、もらえるかどうかも分からない保険金のために高いお金を支払うのはバカらしいですよね。
かと言って掛け捨てではない保険に加入しようとすると保険料はかなり高くなるので、現実的に考えれば掛け捨ての保険に頼らざるを得ません。

さて、保険について詳しく知っている!と言う人はかなり少ないですよね。
保険のセールスレディをしていました!という人でも、十分な知識がある人は少ないです。

保険会社の勤務経験があり、かつ、熱心に勉強してきた人でないと、保険に詳しい人、というものにはなれないと思います。

大半の人は、保険に関する知識は十分ではありません。
だから、保険の設計書をみたときにまず目が行ってしまうのは保険料です。
保険料が支払えるかどうか、ということは保険のことを知らなくても分かりませんよね。

「3万円は高いなぁ」
「9千円ぐらいなら払えそう!」
などと、保険料を見て判断してしまいます。

でも、本当に大切なのは「保障内容」です。必要な保障が揃っていなければいくら保険に入っていてもいざというときに役に立ちませんし、保障が過剰になっていれば数百万円ものお金をムダ使いしてしまうことになります。

必要な保障が、適正な保険料で確保できているかどうか、ということがとっても大切なんですよ。

生命保険料支払い金額の目安は10% は、ウソ!

生命保険料支払い金額の目安は手取りの10%ですとか、8%です、と言った記事を目にすることがあります。でも、これはウソです。

もちろんそれを書いた人も悪気があるのではなく、保険のことがまったく分からない人が少しでも保険のイメージができるように工夫して書かれたのだと思いますが、それでも、一概に10%程度を目安にするものではありません。

手取りの10%と言うと、いくらになりますか?

手取り20万円の人なら、保険料は2万円程度。
手取り30万円の人なら、保険料は3万円程度。

けっこう高いと思いませんか?
しかも、これはあくまでも「保険」の話であって、学資保険や個人年金保険のような貯蓄性の高い商品に関しては除外しています。

ちなみにわたしが加入している保険の場合だと、学資保険も含めて月々の保険料の合計は17,986円となっています。わたしの現在の手取り収入は25万円程度なので、手取り収入にしめる保険料の割合は7%程度になっています。

でも、ここから学資保険や終身保険などの貯蓄を除くと、保険料は6,646円となります。
手取り収入にしめる保険料の割合は2.6%程度になります。

わたしの場合、シングルマザーであることもあって、保障はかなり手厚くしているという自覚があります。医療保障は最低限にしていますが、死亡保障はバリバリ働くお父さんなみに手厚くなっているので、最低限ということであればもっと下げることも可能です。

しっかり手厚い保障を準備しているにも関わらず、保険料は2.6%なのです。

もしわたいが手取りの10%もの保険料を払おうと思えば、これ以上一体どんな保障を付ければ良いのか分かりません。

ちなみに終身保険は貯蓄として除外しましたが、終身保険を保障として計算に入れたとしても8,706円で、割合としては3.5%程度です。

もし、手取り収入の10%も保険料を支払ってしまえば貯蓄に回せる金額が減ってしまいますし、ただただ保険料を捨てるだけの人生になってしまいそうだと思いませんか?

わたしは女性ではありますが、子どもを抱えたシングルマザーであるために、大きな保障が必要な人間です。しかも、心配性なもので保険は充実させたいタイプです。それでも保険料の割合は2~3%に納まるわけですから、たいていの人はそれぐらいか、もしくはそれ未満に抑えることができると思います。

2万も3万もする生命保険は一体どういう内容なのか?

ここで、疑問が出ますね。

手取りの10%にも達するような高額な生命保険、一体どんな保障内容になっているのでしょうか?

手取り10%と言っても、手取り収入によって変わってきますが、だいたい2~3万円の保険料だということになりますよね。

これだけ高額な保険というのは、そもそも保障が過剰になっているということです。

まず、考えられるのは不要な特約がたくさんついているということですね。もちろん人それぞれ考え方があると思うので一概に「不要」だとは言えません。でもいくら必要だと思う特約でも、家計を圧迫するのであれば特約はつけずにその分貯蓄に励んだ方が良い場合も多いです。

不要な特約になっていると思われるものには、「女性疾病特約」「特定疾病特約」などです。また、そもそも医療保険の入院日額が1万とか2万になっていることもあります。入院日額がすでに2万円あるのに、さらに女性疾病特約が5千円、がん保険で日額1万円となっていれば、もし女性特有のガンで入院した場合には、入院日額が3万5千円ももらえることになりますが、現実的に考えればムダと言わざるを得ません。

そうした過剰な保障を持っていても、なにも無ければすべて無駄なお金となりますから、手厚い保障ではなく、最低限必要な保障だけをもつようにしなければなりません。

また、「更新型」にも注意が必要です。
保障が必要な期間が決まっている場合は、はじめからその期間の保障を確保すべきです。
たとえば、子どもが成人するまで、20年間の保障が必要な人が、なぜか10年更新の保険に加入していることがあります。たしかに20年間の保険よりも10年間の保険の方が保険料は安いのですが、10年経ってもまだ引き続き保障は必要なわけですから、更新しますよね。でも更新すると、その更新したときの年齢によって保険料が決まるので、保険料はぐっと高くなってしまいます。もともとはじめは8千円程度で契約した保険が、途中から1万、2万、3万と値上がりしてしまって支払いが厳しくなるという例はいくらでもあります。
しかも、保障が必要でないのにいつまでも更新を繰り返している人もいます。もう子どもも就職して大きな保障は必要ないのに、その後も2000万円、3000万円といった定期保険を更新し続けて、高額な保険料を支払っている人は少なくありません。そういう人は、更新をやめることで保障が減るのがもったいないような気がしえ更新を続けるのですが、不要な保険を更新する方がもったいないと思いませんか?

保障期間が一定で更新型ではなくても、本来なら15年で良いのに30年という長期間にわたって大きな保障を持ち続けようとする人もいますが、必要な期間だけ保障を手厚くして、その後は小さな保障だけを残すようにすれば良いのではないでしょうか。

このように、特約をつけすぎていたり、保障期間を長くしすぎたりしていて高い保険料を払っている人は多いです。
そういう人は、ぜひ保険の言直しをしましょう。

保険料、「手取りの10%」と言った目安にとらわれない見直し術

まずバカ高い保険料を納めないようにするには、不要な特約を解約したり、過剰になっている保険金額や保障期間を見直すことが重要です。

必要だと思えるような特約でも、お金がもったいないと思うなら解約しましょう。

医療保険の入院日額を5千円にする
女性疾病特約は解約する
ガン保険に加入しているなら医療保険のがん特約や特定疾病特約は解約する
介護保険に加入しているなら医療保険の介護特約は解約する

こういったことを実践すれば、保険料はグッと抑えられるはずです。

また、保障期間についても

必要以上に長い期間は不要、適正な期間に縮める
更新型の場合は、はじめから必要な保障期間に直す

といったことを実践すれば、無駄な保険料を抑えることができます。
すでに紹介したとおり、十分に手厚い保障をもっていたとしても、保険料は手取りの2~3%に収めることは可能です。
夫婦合わせても、手取り収入の5%程度で収まるのではないでしょうか。

ただし、もちろん誰もが上記で紹介したような対処法が合っているわけではありません。とくに自営業の場合は、会社員の人と違って厚生年金や傷病手当などの公的保障がありませんから、会社員の人よりは手厚い保障が必要となります。解約や減額の手続きをする際には独断で決めずに、担当者としっかり相談する、担当者が信用ならない場合は別のファイナンシャルプランナーや保険代理店のスタッフにも相談してみる、ということが必要です。特に自営業の人の場合は、税理士にも相談するなどして、適切な保険の内容を吟味すると良いでしょう。

生命保険に加入していれば、万が一のことがあった場合にはとても助かりますが、万が一の際の保障を必要以上に持っておく必要はありません。もし万が一のことが起こらなければ、それまでに支払った保険料はまるまる無駄になるのです。

また、いくら万が一のときのための保障とは言え、必要以上に手厚い保障を得るために家計を圧迫していては問題です。健康である今を楽しく生きなければならないのに、保険料の支払いのためにあくせく節約するのは間違っています。
「保険料の目安は手取り収入の10%」などといった目安には振り回されずに、本当に必要な保障を見極めて無駄な保険料を支払わなくても済むように保険を見直してみましょう。

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