シングルマザー(母子家庭)のおすすめ生命保険

生命保険に加入しようと思っていろいろ調べていても、モデルプランとして紹介されているのってパターンが決まっていますよね。
具体的には、「30歳ぐらいで小さい子どもがいる男性」というものです。そしてたいていは配偶者は専業主婦だったりして、「イマドキそんな家庭多くないでしょ」と感じている人も多いかと思います。

最近では共働きの家庭も多いのにあえて配偶者を専業主婦にしているのは、やはり夫になにかあった場合、専業主婦の配偶者がいる方が大きな保障が必要になるからではないでしょうか。
共働き世帯であれば、必要な保険の金額も小さくなりますし、また、妻の稼ぎが多ければそもそも生命保険が必要ない場合もあります。それでは保険は売れないので、モデルプランでは「専業主婦の妻と小さな子どもがいる30歳ぐらいの男性」のケースが取り上げられやすいのです。

でも、現在、日本の離婚率がどれぐらいか知っていますか?
現在は4組に1組ができちゃった婚(授かり婚)だと言われていますが、離婚するのは3組に1組だそうです。かなり多いですよね。

そして子どもがいる場合は、母親が引き取ることが多いと思います。父親が子供を引き取るケースはかなり珍しいです。

そこで、ここではシングルマザーの生命保険について考えてみたいと思います。

シングルマザーには大きな保障が必要

シングルマザーとは、どういう人のことでしょうか。
いわゆる「母子家庭」のことですよね。

一般的には「母子家庭は優遇されている」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。

まず、母子家庭が受けられる公的な保障を確認しておきましょう。

・児童手当
・児童扶養手当(「母子手当」と呼ぶ人がいますが間違いです)
・就学援助
・ひとり親家庭医療
・遺族年金

児童手当は、今なら月々1万~1万5千円が支給されますよね。
所得制限はあるものの、一般的な所得であればどの家庭でも受給できます。

児童扶養手当は、離婚や死別などによって、親が一人しかいない場合に支給されるものです。ですから母子家庭でなくても、父子家庭でも受給できます。
こちらは所得制限があり、所得に応じて金額が変わります。

就学援助制度は、小中学生の子どもがいる場合、給食費が無料になったり学用品の購入のためのお金が支給されるものです。
母子家庭に限らず生活保護世帯やそれに準ずる程度経済的に困窮している家庭が受給できます。

ひとり親家庭医療は、親が一人しかいない場合に、親と子どもの医療費の助成が受けられる制度です。自治体によって所得制限や助成の内容は異なります。

遺族年金は、配偶者と死別した場合に受けられるもので、母子家庭に限らず父子家庭でも条件を満たしていれば受給できます。

このように、母子家庭だから、というよりも、「ひとり親だから」「所得が低いから」といった条件を満たすことでさまざまな制度を利用することができますが、だからと言って「母子家庭が優遇されている」ということにはならないかと思います。たしかに生活保護費を不正受給していたりして、働きもせずに裕福な暮らしをしている人がいるのも事実ですが、大半の母子家庭の人は少ない収入と各種制度によって最低限の生活をしてることの方が多いのではないでしょうか。

シングルマザーの場合、自分に万が一のことがあれば、誰が子どもを育ててくれるのでしょうか?
残された子どもの生活費や教育費だけでなく、自分の親に子どもの面倒を頼むのであれば、さらに大きな保障が必要になるかもしれません。というのも、子どもを引き取るために親が仕事をやめなければならないケースもあるからです。

でも、シングルマザーがどんな保険に入っているのか、というデータはあまりないのでよく分からない人も多いと思います。そこで、ここでは実際の、とあるシングルマザーの生命保険を紹介したいと思います。

シングルマザーの生命保険

では早速紹介しましょう。
このシングルマザーは、現在29歳。子どもが小学2年生です。

まず、死亡保障についてはこのようになっています。

・変額終身保険 200万円 65歳払込満了
家族収入特約 10万円(15年間)

・逓減定期保険 1600万円(20年間)

この場合、まずはお葬式代程度の200万円の終身保険に、特約として収入保障保険をつけています。(特約の名前でどこの保険会社か分かってしまう人もいるかもしれませんね)
終身保険は変額保険にしているので運用の実績によって受取金額が変わります。インフレリスクを避けられる保険ということです。

もともとは結婚中からこの保険だけに加入していたのですが、離婚後にもっと大きな保障を得るために、逓減定期保険をプラスしています。

それぞれ数年前に契約したものですから、実際の保障額としては、現在(2013年)のトータルは2840万円程度になっています。
このシングルマザーの場合は、自分に万が一のことがあった場合に子どもの面倒をみてくれるのは母親になります。しかしこのシングルマザーの母親も離婚していて、さらにまだ母親も若いためにフルタイムで働いています。もし子どもの面倒を見てもらうことになれば母親には仕事を辞めてもらわなくてはならないかもしれないので、母親の生活費も考えた上で大きな死亡保障を準備しています。

では次に、医療保障です。

・医療保険
 入院日額5千円(60日型)
 手術給付金は内容に応じて5万・10万・20万
 死亡給付金 5万
 先進医療特約1000万
 特定疾病診断給付金特約100万

医療保険は、基本的な内容にプラスして、先進医療特約と特定疾病診断給付金特約をつけています。
先進医療特約は、先進医療を受けた際にかかった金額を、通算1000万円まで保障してくれるものです。

そして特定疾病診断給付特約は、「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」の場合に一時金が出るという特約です。
このシングルマザーはがん保険には入っていませんが、入院日数に応じていくら、というものではなく、がんになった際には一時金でまかなうつもりです。

また、通院特約はつけていませんが、医療保険にあれこれと特約をつけたり別途がん保険に加入するのではなく、医療保障は最低限にしておいて、あとは貯蓄でまかなうつもりでいるので手厚い保障は持っていません。

次に、その他の保障について見てみましょう。

・学資保険 80万円
・学資保険 80万円

・子どものコープ共済ジュニア1,000円コース
 病気死亡 100万円
 事故死亡 150万円
 事故後後遺障害 14~350万円
 入院日額6,000円(360日)
 長期入院 36万円
 ケガ通院 日額2,000円
 手術 手術の内容に応じて5・10・20万円
 親死亡 4万円
 親事故死亡 100万円 

まず学資保険については、もともと結婚しているときに加入したものと、離婚後に追加契約したものの2つがあります。合計で160万円、残りは定期預金などをつかって準備するつもりです。

そして、子どもの保険にも加入しています。
シングルマザーであれば医療費はかかりませんが、もし子どもが入院したりした場合、親が仕事を休まなければなりません。そうなれば収入減は避けられませんから、その補てんのために子どもの保険にも加入しています。

そして、気になる保険料ですが、このようになっています。

・変額終身保険  2,060円
 家族収入特約  1,100円

・逓減定期保険  1,398円

・医療保険    3,203円
 (このうち、先進医療特約55円、特定疾病診断給付金特約790円)

・学資保険1   4,450円
・学資保険2   4,830円

・コープ共済   1,000円

合計     18,041円(このうち学資保険貯蓄分は9,280円。)

合計で見ると、けっこう大きな金額のように見えるかもしれませんが、そのうち学資保険と、貯蓄としての機能を持つ終身保険の保険料を引けば、6,701円となります。掛け捨て部分の保険料はこれだけ、ということです。
これだけの保障をもってこのぐらいの保険料であれば、お得だと思いますがいかがでしょうか。

ちなみに契約時の年齢は、もっとも早くに契約したもので24歳、その後25歳で学資保険を追加、27歳で逓減定期保険を追加しています。

このシングルマザーは誰?

ここまで紹介してきたシングルマザーの保険の実例、いかがでしたでしょうか?
実例なので、けっこうリアルですよね?

それもそのはず、この保険はわたし自身が加入しているものだからです。
わたしは21歳で子どもを産み、25歳で離婚したシングルマザーです。
わたしの母も離婚して一人暮らしをしている上にまだまだバリバリ働いているので子どもの面倒は頼めません。実家に住まわせてもらうこともできません。

そして元夫は音信普通で、養育費はもらっていません。
まともに働いていないと思うので、訴えてもお金のムダです。

このような状況のわたしですが、生命保険会社で働いていたこともあってか、生命保険に関しては十分な保障を準備している方だと思います。
お金が無いからと生命保険に加入していない人も多いですが、シングルマザーの場合は生活を切り詰めてでも保険には入っておくべきだと思います。本当に、万が一のことがあった場合にはもう子どもを守ってやれる方法はお金しかないのですから。

ちなみに、ただ生命保険のプランを見ても参考にならない部分も大きいと思うので、児童扶養手当をいくらもらっているかなど、公的な制度についても公開します。

公的保障はこんな感じになってます

まず児童手当は、子どもは一人なので1万円です。6・10・2月に4万円ずつ振り込まれます。

そして児童扶養手当については、平成24年8月~平成25年7月までの分は月額29,100円です。所得制限のため、一部支給停止になっています。
ちなみに平成24年8月からの分は、平成23年の所得によって計算されます。平成23年は年収220万円程度でしたから、これだけの年収でも児童扶養手当は満額もらえません。フルタイムで働いて、場合によっては日曜や夜間の出勤もしてこの程度です。

わたしの目標は、児童扶養手当の所得制限を超えるほどに稼ぐことです。児童扶養手当の手続きをした当初、役所のミスで手当てが入金されず、しかも最悪な対応をされたので、さっさとこの制度からはおさらばしたいと思っています。来年にはかなうといいな。

次に、就学援助です。
就学援助は年間14,980円が、2回に分けて振り込まれます。また、給食費が無料になります。修学旅行費や宿泊学習の倍は実費が支給されるそうです。

あと、ひとり親家庭医療に関しては、医療費は無料です。
と言っても保険適用でない治療の場合は支払わなくてはなりません。
これは、正直とっても助かります。お金がなくてずっと歯医者さんに通えなかったという人は、離婚したらぜひ歯医者さんに通いましょう。

わたしが受けている制度はこれぐらいです。
ただ、自治体によって制度の内容は異なると思いますから、具体的にどのような制度を活用できるかは、お住いの地域の役所で聞いてみてくださいね。

ちなみに児童扶養手当については、しっかりしている人だと全額子どもの教育資金として貯めている人は多いです。わたしの場合は先行投資として、自分の資格取得のための学費として使っていて、3年後には児童扶養手当のお世話にもならず、低所得を脱出する見込みです。
友達のシングルマザーは学資保険に加入しない代わりに児童扶養手当を全額別口座に貯めていると言っていました。

以上、シングルマザーの生命保険や公的保障の内容について紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。
家事育児をしながら働くのはとても大変なことかもしれません。でも、子どもを守っていけるのは自分だけだと思って、精一杯できることはやっていきましょうね。

>>保険のいろは 保険無料見直しサービス<< 保険一括見積