「終身払い」はNG!あなたはいつまで保険料を払い続けますか?

「保障は一生涯!」なんて、CMでよく聞くフレーズですよね。

「一生涯」というのは、つまり「死ぬまで」ということです。

若い人でも病気になったり事故にあったりすることはありますが、数としてはそんなに多くはありません。でも、年齢を重ねると病気になるリスクが増えてきます。もちろん、死亡する確率も高くなっていきます。

でも、いよいよ病気が増えてくる年齢になってから保険の保障期間が終わってしまうのでは損をした気分になりますよね。
だから、「保障は一生涯」と言われるのです。

一生涯の保障をしてくれる保険とは?

さて、一生涯の保障をしてくれる保険というのは、いわゆる「終身タイプ」と言われるものです。

死亡保障であれば「終身保険」のことです。
医療保障であれば「医療保険」「がん保険」のことです。
介護保障であれば「介護保険」のことです。

やっぱり、こういった保障は死ぬまで続く方がうれしいですよね。

ただ、ここで一つ注意点があります。それは、

必ずしも終身タイプが良いとは限らない

ということです。

どういうことかと言うと、必要な保障期間というのは人それぞれ違います。
たとえば、死んだときに数千万円ものお金が必要でしょうか?
まだ子どもが小さい、という人なら大きい保障が必要だと思いますが、70歳、80歳になったときに死亡するなら普通はそこまでの保険は必要ありませんよね。
ですから、なんでもかんでも終身タイプにするのは間違いです。

終身タイプの保険は、1年や10年とった期間を決めずにその人の一生を保障するわけですから、それだけ保険料も高くなります。必要な分だけを終身タイプにしておきましょう。
具体的には、医療保険、がん保険、介護保険程度でしょうか。ゆとりがあれば、終身保険に加入しておいても良いと思います。
もちろんこれらも必須というわけではなく、貯蓄の状況によって、保険が不要だと思えば途中で解約してもかまいません。

「終身払い」になっていませんか?

さて、ここからが本題になります。

医療保険やがん保険などは、基本的には終身タイプがおすすめです。
しかし、この「終身タイプ」というのには実はもう一つの意味があります。

それは、支払方法のことです。

終身タイプというのは、一般的には「保障が一生続く」という保険のことです。
でももう一つの意味として、「支払いが一生続く」という意味もあるのです。

保障は一生続く方が嬉しいですが、支払いが一生続くと言われるとなんだか莫大な借金を負っているような気持ちになりませんか?

保険料の支払い期間は、有期払いか終身払いの2種類があります。
有期払いは、たいていは「60歳払い」「65歳払い」というのが多いです。つまり、定年退職の時期に合わせて保険料の払い込みを終わらせるということですね。

一方終身払いの場合はその名の通り死ぬまでずっと保険料の支払いが続くので、早めに死ねば得ですが、長生きすれば損するという支払方法になります。

ただ、月々の保険料が安いのは終身払いです。

たとえばアフラックの新EVERという医療保険の場合の保険料を紹介しましょう。
30歳男性が契約者で入院日額5千円の場合は、

60歳払込満了……2,365円
終身払い…………1,640円

月々の保険料は725円の違いですからけっこう大きいですよね。

では、それぞれ一生でいくら支払うことになるのでしょうか?

60歳払込満了の場合
2,365円×12か月×30年間=851,400円

終身払いの場合(平均寿命79歳までで計算)
1,640円×12か月×49年間=964,320円

このように、トータルで支払う保険料は終身払いの方が多くなります。
どちらがトクになるのか、よく考えなければなりませんね。

でも、実際にどちらがトクになるかどうかはどちらとは言えません。

平均寿命まで、もしくはそれ以上に長生きした場合は60歳に払い終わる方がトクですよね。でも、もし早くに新でしまえば終身払いの方がトクになるわけです。こればっかりはどうなるかは分かりません。
ですから、どちらがトクかということは一概には言えないのです。

今の生活が苦しくて少しでも保険料を安くしたいという人は、「終身払い」を選択すると良いかもしれません。ただその場合、今後お金にゆとりができて貯蓄ができれば医療保険は解約すると良いでしょう。解約してしまえばそれ以上保険料を支払う必要はありません。

一方、保険は一生の保障を確保しておきたいと思う人は、早めに保険料を払い終えて老後に保険料の支払いから解放される有期払いの方が良いと思います。ちなみにわたしは、65歳払込を選択しています。「嫌いなものは先に食べてしまうタイプ」ですので、保険料の支払いも早めに済ませておきたいからです。
また、わたしは厚生年金を納めている期間も短く老後に十分なお金があるか分からないので、保険は今のうちにできるだけしっかり確保しておきたい、という気持ちもあります。老後にまで保険料の支払いを続けるよりは、早めに支払いを終えて年金を好きなことに使いたいのです。そして当然、わたしは長生きする気満々です。

このように、人によってどちらがトクかは変わります。
でも、終身払いにするか有期払いにするかはよく考えるようにしましょう。

終身払いと有期払いにはそれぞれにメリット、デメリットがあります。

でも実際には、ほとんど人はこのメリット、デメリットをよく考えることもないままに「終身払い」を選択しているケースが多いのです。
それは、パッと見の保険料は終身払いの方が安いからですね。

担当者によっては考え方が違うので60歳満了を勧める人もいるのですが、契約をとるためにわざと終身払いにして、有期払いとの違いをしっかり説明することもなく保険料を安く見せている場合もあります。

そして、充実した保障を格安な保険料で確保できるということで契約者の方も納得して加入するわけですが、実はデメリットについてはよく分かっていないことが多いんですよ。

みなさんはいかがでしょうか?

あなたが加入している保険を確認してみましょう。
保障内容や保険料については理解しているつもりでも、保険料の払込期間については案外見落としている人も多いものです。
もちろん考え方はひとそれぞれですから終身払いでも良ければそのままで良いのですが、もし60歳や65歳までに保険料の支払いを終わらせたいのであれば、現在契約している保険を見直すことも必要かもしれませんよ。

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