実は……国内生保はおすすめできません。

生命保険は、現在日本では数十社が存在しています。その中で、みなさんは保険会社をいくつ知っているでしょうか。

保険会社は、その特徴からある程度分類することができます。

それは、国内生保、カタカナ生保、外資系生保、ネット系生保などです。※「生保」とは生命保険の略です。

たとえば、国内生保は、日本生命、明治安田生命などです。カタカナ生保というのはオリックス生命やソニー生命です。ネット系生保はライフネット生命やアクサダイレクト生命などです。

さて、この中で、日本で大半の人が加入していると言われているのが「国内生保」です。

ちなみに「カタカナ生保」と呼ばれるオリックス生命やソニー生命も国内の生命保険会社なのですが、一般的には国内生保とは区別され、日本生命などの生命保険会社はカタカナ生保と区別するために「漢字生保」と呼ばれることもあります。

こうした国内生保で契約している人はかなり多いです。というのも、大手国内生保は明治時代の初期からある老舗で、信頼感があります。さらにセールスレディが大勢いて誰もが気軽に契約しやすい、という部分があります。

自宅や勤務先で、国内生保のセールスレディが営業にきたことがあるのを見たことがある人は多いでしょう。保険業界では、セールスレディの営業方法をGNPと表現しています。これは、G(義理)・N(人情)・P(プレゼント)の略です。

顧客のところへ頻繁に訪問し、プレゼント(粗品など)を渡し、親しくなって契約してもらう、という手法で長年続けられてきたものです。

では、肝心の商品はどうなのでしょうか?国内生保のセールスレディの営業手法、GNP自体は否定はしません。ただ、商品自体に問題があるので、国内生保で契約することはおすすめできません。

国内生保の商品を契約している人や、見積もりをもらったことがある人は、こうした国内生保の商品をどう思いますか?

たとえば「ニッセイ生きるチカラ」「ライフアカウントL.A」など、商品名だけでは意味の分からない商品が多いですよね。(※ニッセイ生きるチカラは、現在は販売されていません。)

それでも設計書を見れば分かるだろうと思いますが、実際には大量の特約がついていて、それぞれどういう保障がされるものなのか、いつまで保障されるのか、ということがよく分かりません。

保険を選ぶときに内容がよく分からなければどうするでしょうか?

自分が理解できるまで熱心に調べたり質問する人もいますが、たいていの人は「よく分からないけど、保険に入っておいた方が良いのは間違いないし、担当者も感じが良いし、契約しておこう」と契約してしまいます。

その結果、どういうことが起こるのでしょうか?

まず、保障の内容が合っていなければ、保険料の無駄があったり、必要な保障が十分に準備されていない、というミスマッチが起こります。

そして、国内生保に多い契約形態である「更新型」によって、保険の継続が難しくなります。

特に2番目の問題は深刻で、国内生保は10年更新であることが多いんです。生命保険の保険料というのは、年齢によって変わります。ということは、はじめに契約したときには保険料が安くても、10年後には保険料が跳ね上がる、ということになります。

でも必要な保障を削るわけにはいかないので泣く泣く更新したり、保険料が支払えないために保障を削ったりするケースが少なくありません。

一方、外資系やカタカナ生保などの商品は、非常に分かりやすくなっています。

まず、商品名が「終身保険」「定期保険」など、一目でその内容が分かるようになっています。そして、はじめから特約がてんこもりのセットになっているのではなく、自分で必要な保障を組み合わせることができます。

もちろん、外資系やカタカナ生保の商品の方がバツグンに優れているというわけではありませんが、組み合わせの自由度の高さや商品の保障内容の分かりやすさでは国内生保よりも優れています。国内生保の商品の中でも使えるものもありますが、個人では判断に困ると思いますので、いくつかの保険代理店に相談するなどして、最適な商品を選ぶようにしましょう。

また、保険料で比べても、外資系やカタカナ生保の方が安くなっていることが多いんですよ。

国内生保の場合はいわゆるGNPにかかるお金などが経費として上乗せされているので、どうしても保険料が高くなってしまいます。

このように、国内生保で契約するメリットというのはあまりなく、なんとなく契約している人は、保険代理店などで相談して保険の見直しをすると、保険料がぐっと安くなったり、保障を充実させることができる可能性が高いんですよ。

ただ、国内生保にもメリットが無いわけではありません。それは、サービスが充実しているということです。

国内生保の場合は契約の内容に応じてさまざまなプレゼントがもらえたり、介護や育児に関する相談サービスがあったりと、保険以外のサービスは充実しています。こうしたところに魅力を感じる人もいるかもしれませんね。

でも、それでも生命保険は必要な保障を、適正な保険料で確保することが大事ですから、よく考えないままに国内生保で契約するのは避けた方が良いでしょう。

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