契約者貸付制度はこんな使い方も

契約者貸付制度は、生命保険に加入している人でも、あまりなじみがない人が多いと思います。

契約者貸付制度とは保険を担保にしてお金を借りるようなもので、お金に困ることがなければ縁のないものですよね。

でも、契約者貸付制度には、こんな使い方もあるってご存じでしたか?

とある終身保険(保険金額400万円)で、75歳の時に解約返戻金が250万円ほどあったとします。

自分が死亡した際には400万円も要らないし、200万円あれば十分だろう、ということで、200万円減額したとします。

すると、解約返戻金の半分、約125万円を受け取って、生活費に充てたり、旅行や趣味など自分の好きなように使うことができますね。

でも、ここで減額をせずに、契約者貸付制度を利用すればどうなるでしょうか?

同じように、125万円を借り入れたとします。するとその後利息の返済だけをしていったとしたら、最終的には元金125万円が保険金400万円と相殺されて、285万円の保険金が残ります。

仮に利息分の返済をおこなわずにおいたとして、85歳で亡くなった場合は、10年分の利息が膨れ上がって最終的には元金合わせて180万円ほどになりますが、それでも受け取れる保険金は220万円あります。

さらに、減額手続の場合は、「5万円ずつ減らす」というような手続きはできませんし、こまめに手続きをするのも大変です。契約者貸付であれば少額ずつ引き出すことも可能ですから、少しずつ必要なときに引きだせば、上記の計算よりも、利息もはるかに抑えられるでしょう。

ちなみに、終身保険を少しずつ取り崩す方法としては年金形式で受け取る方法もありますが、年金として受け取る場合は雑所得として課税対象になることもあります。

契約者貸付であれば所得とはみなされませんから申告の必要もありません。

契約者貸付というのは、基本的にはあまり利用すべきではないと思います。でも、利用すべきでないのは、まだ若い人や、保障が必要な人の場合です。生活に困って安易に借り入れを繰り返していると最悪の場合、必要なときに必要な保障が受けられなくなってしまいます。

でも、若いうちから終身保険や養老保険などの貯蓄性の高い保険に加入しておけば、それを契約者貸付制度を利用して老後資金の一部として使うこともできるわけです。

また、子どもの教育資金としても活用できます。

子どもの教育資金を準備する方法としては学資保険がポピュラーですが、学資保険や預貯金で蓄えていても資金が足りなくなることはあり得ない話ではありません。

そんなとき、教育ローンを借りるよりは、契約者貸付を利用した方が利息も安くで済みます。この場合も、資金を調達するために保険を減額して解約返戻金を受け取るという方法もありますが、減額せずに契約者貸付を利用した方がお得な場合もあるのでよく検討してみましょう。

保険会社としても、保険を減額されるよりは契約者貸し付けを利用してもらう方がありがたいので、相談に乗ってもらうと良いでしょう。ただ残念ながら、担当者によっては利息計算などがちゃんとできない人もいます。相談しても期待した応えが得られない場合は、保険会社の窓口やコールセンターに問い合わせてみるようにしましょう。

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