契約者貸付制度を利用する時は計画的に

契約者貸付制度というのは、自分が契約している保険の解約返戻金の一定範囲内で貸付が受けられる制度です。

この貸付は審査なしで利用することができて、しかも低金利で借りられるので、キャッシングなどを利用することに比べたらかなり利用しやすいものとなっています。

さらに契約者貸付の場合は、返済期限というものはなく、自分のペースで返済していけるのもポイントです。

ただ、契約者貸付を利用する際にも、くれぐれも計画的に利用するようにしましょう。

キャッシングやカードローンを利用する際には計画性をもつことが大事だと言われますが、契約者貸付制度の場合も同じです。

契約者貸付制度から借入をしてそのまま返済しなければ、どうなるでしょうか?

契約者貸付の利息は年複利で計算されるので、貸付利率が低いとは言え、返済しなければどんどん元金が増えてしまいます。限度額いっぱいまで利用すれば、いずれ保険は失効してしまいます。

実は、契約者貸付制度を利用した結果、保険を失効させてしまう人は案外多いのです。

簡単に借りられる上に催促もないので、安易に利用してしまう人がいるんですね。はじめは「5万だけ……」という人も、お金が足りなくなるたびに5万、10万と引き出してしまい、いっこうに返済せずにいると、いつか限度額いっぱいまで使ってしまいます。少しでも返済していけば失効せずに済むのですが、残高の金額の大きさを見るととても返済できる気がせず、そのまま失効させてしまう、というケースです。

もしその保険が不要な保険であればそのまま失効させても良いかもしれませんが、特に「お宝保険」と言われるような割のいい保険に入っている場合はもったいないですよね。

最悪の場合、借入残高が残っていたとしても、契約自体が継続されていれば最終的には保険金で相殺されて、ある程度の保険金は受け取ることができます。

そのためには、利息分だけでも返済する、という方法があります。少なくとも、利息分だけでも返済していれば失効せずに済みますし、いずれ保険金で精算することができます。

たとえば200万円の終身保険で90万円貸付を利用していたとしても、保険が継続されていれば、万が一の場合には110万円は遺族に支払われます。

契約者貸付制度を利用する場合は、ちょっと生活費が足りない、という程度で安易に利用しているとあっというまに限度額分を使い果たしてしまいます。ですから、極力利用しないで済むようにするのがおすすめです。

借入をするときには、返済の計画を立てることも忘れないようにしましょう。

たとえば転職して、次の給料が入るまでにまるまる1か月無収入になってしまう、という場合はやむを得ず利用することもあると思います。

そこで、たとえば20万円借りたとしたら、転職後の給料が入るようになってから「毎月5万円ずつ」「4万円ずつ」といった形で、多めにそして早めに返済するようにした方が良いですね。もちろん毎月1万円ずつ返済してもかかる利息が大きく変わるわけではありません。

でも、便利で簡単に利用できる分、自分である程度制限を設けたりタイトな返済計画を立てておかないと楽な方に流れてしまうのが人間です。

契約者貸付制度を利用する場合は、くれぐれも計画的に、そして、借りることがクセにならないように、気を付けておきましょう。

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