契約者貸付を借りたら、利息はどれぐらいかかるの?

生命保険には「契約者貸付制度」というものがあります。

これは契約している生命保険の解約返戻金の一定範囲内で貸付が受けられるというもので、要は「保険を担保にしてお金を借りる」というようなものです。

定期預金でも、預金を担保にして自動で貸付が受けられますが、同じようなものです。

契約者貸付制度を利用すれば、低金利でお金が借りられるので、失業したときなど、生活が苦しいときにはとても助かります。

でも、貸付である以上は低金利とは言え利息がかかるので、借入をするときには注意が必要です。では、契約者貸付をかりた場合、利息はいくらぐらいかかるのでしょうか?

契約者貸付でかかる貸付利率は、契約した時期によって異なります。予定利率の高い昔の保険であれば貸付利率も高く、最近の契約になるほど貸付利率は低くなります。一般的には、3.75%程度の貸付利率の契約が多いと思います。

ここでは、貸付利率が3.75%として、利息がいくらぐらいかかるのかを計算してみましょう。

たとえば、仕事を辞めて転職するまでのあいだ生活に困り、20万円を借り入れたとしましょう。

その場合は
20万円×3.75%=7,500円

1年間にかかる利息は7,500円となります。

でも、1年間まったく返済をしない、というのはあまり考えられませんよね。

そこで、20万円を借りて、3か月後から5万円ずつ、4回に分けて返済したとします。1月1日に借りて、3か月後の4月1日から返済したとします。

その場合の計算は、

■1回目
20万円×3.75%÷365日×3か月=1,849円

1回目の返済は、51,849円です。

■2回目
15万円×3.75%÷365日×30日=462円

2回目の返済は、50,462円です。

■3回目
10万円×3.75%÷365日×31日=318円

3回目の返済は、50,318円です。

■4回目
5万円×3.75%÷365日×30日=154円

4回目の返済は、50,154円です。

支払う利息の合計は2,783円となります。

一方、返済をせずに放っておいたらどうなるのでしょうか?

契約者貸付の貸付にかかる利息は「年複利」となっています。これは、1年経つと利息が元金に組み入れられる、ということです。

具体的に計算してみましょう。

同じように、1月1日に20万円を借りた場合、1年間にかかる利息は7,500円です。

返済せずに放っておくと、翌年の1月1日には元金が207,500円になり、この元金に対して利息がかかります。
ですから2年目にかかる利息は、7,781円となります。

さらに放置すると3年目には元金が215,281円となり、利息は8,073円となります。

このように、契約者貸付の借入を返済せずにいるとどんどん元金が膨らんでしまい、かかる利息は毎年増え続けていきます。
ですから、契約者貸付の借入は早めに返済した方が良いのです。

ただ、キャッシングを利用することを思えば、契約者貸付の利息というのは非常に安いですよね。

参考に、キャッシングで20万円を借りた場合にかかる利息を計算してみましょう。

同じように1月1日に20万円を借りて、貸付利率は18%だとします。

キャッシングの場合は「3か月目から返済する」というようなことはできないので、毎月5万円ずつ返済していくとしましょう。

また、キャッシングは「5万円ずつ返済」した場合は、その5万円が元金と利息に振り分けられるので、以下のようになります。
■1回目

20万円×18%÷365日×31日=3,057円

5万円-3,057円=46,943円
20万円-46,943=153,057円

■2回目

153,057円×18%÷365日×28日=2,113円

元金は105,170円

■3回目

105,170円×18%÷365日×31日=1,607円

元金は56,777円

■4回目

56,777円×18%÷365日×30日=839円

元金は7,616円

■5回目

7,616円×18%÷365日×31日=116円

5回目は7,732円を返済して、返済完了。

合計5回で、支払った利息の金額は7,732円です。

契約者貸付で借りた場合は3か月間返済しない期間があっても、利息の合計は2,783円でした。

このケースでは短期間で返済しているので大きな差ではないかもしれませんが、借りる金額が大きかったり返済期間が長くなると、契約者貸付との差はかなり大きくなってしまいます。

本当は借入をしない方が良いのですが、どうしてもお金が必要なときは、キャッシングを利用するよりも先に、生命保険の契約者貸付を利用するようにしましょうね。

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