若いうちは終身保険に入ったら損をする?

みなさん、終身保険には入っていますか?

終身保険は保険料が高く敬遠されがちで、最近ではあまり加入している人は多くは無いようです。

そもそも、終身保険とはどういうものでしょうか?

終身保険とは、保障が一生涯続く保険のことで、必ず保険金を受け取ることができます。人はいつか必ず死ぬのですから当然ですよね。

一方、定期保険というのは期間が決まっている保険のことで、その期間中に亡くなれば死亡保険金が受け取れて、何事もなければ保険金は受け取れない、いわゆる「掛け捨て」の保険です。定期保険の方が、終身保険よりも安くなっています。

よく、「今は終身保険に入るべきではない」と言われています。

生命保険というのは銀行と同じように、お客さんから預かったお金を運用しています。生命保険の場合はあらかじめ運用によって得られるであろう利益を見越して、金利を固定しています。

つまり、終身保険は超長期間の固定金利で貯蓄をする、というようなものなんです。ちなみに予定利率は、金融庁が定める標準利率の影響を受けますが、2013年5月現在の標準利率は1%となっています。(2013年4月から引き下げられました。)

昔は5%、4%という時代もあったっことを考えるとかなり下がっていますね。

現在のような低金利のご時世に、超長期間固定金利の終身保険に加入するのは得策ではない、と言われています。

特に若い人の場合は、これから何十年もの人生があるわけですから、今後金利も上がるかもしれないし、少ないお給料の中から無理をして終身保険に加入する必要はない、ということです。

ですから終身保険に加入するのであれば、コツコツとお金を貯めて、金利が上がったときに「一時払い終身保険」に加入するのが良い、という人もいます。一時払い終身保険とは保険料を一括で支払ってしまう終身保険のことで、そのときの金利で運用されていくのでお得感がある、ということですね。

でも、本当にそれが正しいのでしょうか?

終身保険というのは、貯蓄機能も持っている保険です。

掛け捨ての保険に比べると保険料は高いですがその分確実に保険金を受け取ることができますし、解約返戻金が貯まっていくのでいざというときには解約して現金を手に入れることもできます。

終身保険を60歳払込満了にして契約したとすると、60歳を過ぎてしばらくすると、支払った保険料の合計よりも、解約返戻金の方が多くなります。その時に死亡保障が必要でなければ解約して老後の生活資金や旅行などの楽しみに使うこともできます。

また、生命保険には、解約返戻金の貸付が受けられる「契約者貸付制度」というものがあるので、解約しなくても現金を手に入れることができますし、その間も解約返戻金は増え続けて、返済ができなくても利息さえ支払っていれば保険契約は継続されます。

最終的には死亡した際に死亡保険金で相殺することができるので、貸付を受けた分の差額が遺族に支払われることになり、借金は残りません。

さらに、終身保険が超長期間の固定金利、というのも正しくはありません。

終身保険には「積立利率変動型」、「低解約返戻金型」、「変額終身保険」といった種類もあります。

まず積立利率変動型というのは、その名の通り、積立利率が変動していく終身保険です。これなら金利が上がったり下がったりに応じて変化していくので固定金利とは言えませんよね。

低解約返戻金型というのは、保険料を支払っている期間だけは、解約返戻金を少なくしている終身保険です。そして、保険料の支払い期間が終わったあとには一気に解約返戻金が増えるので、老後資金にしたい、といった希望にの沿える保険ですね。

そのかわり保険料の支払い期間中に解約してしまうと損になるので、解約は避けましょう。このタイプの終身保険は解約返戻金を低くしている分、保険料も安くなっていますよ。

変額終身保険というのは、保険金額が変動する終身保険のことです。実際には、投資信託などに近いイメージで、保険会社の担当者でも「変額保険」の販売資格を持っていなければ販売することができない保険です。超固定金利はたしかに避けたいものですが、変額保険ならその時々の情勢に応じて保険金額が変わります。

さらには最低保証があり死亡保険金の基準金額は保障されていますからリスクも低いです。変額保険は、終身保険の中でももっともおすすめの保険です。

このように終身保険と言ってもいろいろな種類がありますし、なにも超長期で固定金利にする必要もありません。

若いうちに終身保険に入るのは、本当に避けるべきなのでしょうか?

終身保険自体は、固定金利のものでなければ入った方が良いのではないでしょうか。

終身保険には貯蓄機能がありますが、預貯金とは違った特徴もありますよね。そのうちの一つが、「貯蓄を継続しやすい」ということです。

生命保険というのは、毎月強制的に保険料が引き落とされます。しかも、途中で解約すれば支払った保険料よりも少ない解約返戻金しか戻ってこないので、解約しないように努力します。

預貯金であれば生活が苦しくなったときに貯蓄をやめてしまったり、せっかく貯めたお金に手をつけてしまうことがあります。保険の場合は「契約者貸付制度」があるので、一時的に生活が苦しい時には貸し付けを利用すれば解約しなくても済みます。

預貯金の場合は固い意志がないと続けられないこともありますが、毎月勝手に引き落とされて、しかも途中解約のリスクのある保険ならがんばって貯蓄を続けやすいんです。ですから、お金にゆとりの無い若い人にこそ、終身保険は有効なのではないかと考えることができるんですね。

ただし終身保険に加入するのであれば、無理なく続けられる金額にしておきましょう。それこそ、生活が苦しいときに途中解約をしなければならないとなれば損をします。

終身保険は高い、という人もいますが、200~300万円の終身保険であれば20代なら月々3,000~4,000円で加入できます。これぐらいなら続けられますよね。

歳をとってから終身保険に加入しようとすると、保険料も1万円2万円など高額になりますし、なによりも健康問題から保険に加入できないかもしれません。それなら若くて健康なうちに終身保険に加入しておいて、コツコツ積み立てる方がトータルでは得になると言えるのではないでしょうか。

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