生命保険の受取人は一人じゃなくてもいいの?

生命保険を契約する時には、「受取人」を設定します。生命保険と言ってもいろんな種類がありますが、養老保険などの満期保険金の受取人は契約者であることが多いです。一方死亡保険金の場合は、別途受取人を設定しておきます。

通常、生命保険の契約は

契約者:自分
被保険者:自分

という形態になることが多いです。

つまり、自分が死んでしまったら他の人に保険金を受け取ってもらうことになるのですね。

また、入院したり手術をしたりといった場合は「入院給付金」「手術給付金」を受け取ることができますが、給付金の受取人は「被保険者」になります。自分が生きているのですから当然ですよね。

また、三大疾病やがんの診断一時金も受取人は「被保険者」です。死亡した場合のみ受取人が異なるのが一般的です。

※養老保険の満期保険金なども自分以外にすることは可能ですが、税法上の特典が無いのであまり選ばれることはありません。

さて、死亡保険金の受取人ですが、通常は配偶者や子どもにします。生命保険というのはそもそも、自分に万が一のことがあっても残された家族が生活に困らないように準備するものです。ですから、受取人になるのは自分が死ぬことで困る可能性がある人、ということになります。

結婚していれば配偶者、配偶者がなくなってしまったら子ども、子どもがいない・結婚していない、という場合は親を受取人にすることになります。ですから、他人を受取人にすることは基本的にはできません。

保険会社によって異なりますが、「2親等以内」もしくは「3親等以内」としている保険会社が多いです。また、3親等以内であっても、子どもがいるのに姪を受取人にする、というようなこともできないのが基本です。

というのも、「保険金殺人」というドラマのような事件が実際にあるからです。保険金殺人のような事件を防ぐためにも受取人の指定範囲が設定されているわけですね。

生命保険の受取人は、一人に絞る必要はない、ということはご存じでしょうか?

受取人を書くスペースには一人分の名前しか書けないので複数の人を指定しても良いということは知らない人も多いです。しかも、受取割合の指定もできます。これは、保険のメリットです。

たとえば、配偶者が亡くなってしまって子どもが2人いる場合。第一子にのみ相続するのではなく、兄弟に平等に分けてやりたいと思ったら、それぞれの名前を書いて、50%ずつと指定すれば良いのです。

また、子どもが3人いて、「長女には介護の世話にもなったし多めに残したい」と思えば

長女60%、長男20%、次女20%

というように指定することもできます。

自分が死亡した場合には、相続の問題が出てくることもありますよね。持ち家の場合は兄弟で分けて相続する、ということが非常に難しくなります。持ち家を相続財産として分けようと思えば、家を売ってしまって、売れたお金を分け合うしかありません。

一方生命保険の場合はきちんと割合を指定して相続することができます。たとえば「第一子には家、第二子には保険金」ということでも良いですし、「第一子には家、第二子に保険金50%、第三子に保険金50%」というようなこともできます。

受取人の変更は、契約してからでもできます。変更したい場合は担当者に申し出るか、保険会社のコールセンターに電話すれば手続き可能です。郵送よりも、直接担当者に会うか、保険会社の窓口に行って手続きした方が書き方も教えてもらえるので確実ですよ。

せっかく生命保険に入るのですから、受取人についてもじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

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