学資保険の返戻率に騙されない!

学資保険に加入しようと思っていろいろ調べてみると、「返戻率」という言葉に出会います。返戻率というのは、支払う保険料の総額に対して、いくら返ってくるか、という割合のことです。

90万円支払って100万円返ってくる、というような学資保険であれば、

100万円÷90万円=111.1111……

となるので、返戻率は111%になる、ということです。

学資保険のパンフレットを見ていると、必ずと言っていいほど返戻率が書かれています。返戻率が書かれていないものは、返戻率が低いものでしょう。

返戻率が低いものというのは、育英年金や子どもの死亡保障、医療保障などがついていて、保険としての機能が充実しているものです。

その場合は特約保険料が上乗せされるので、保険料が高くなってしまうんですね。と言っても、返戻率が低いからと即切り捨ててしまうのは考え物です。

育英年金がついていれば、その分親の生命保険の保障金額を下げることができるので、トータルでの保険料は安くなるかもしれません。

また、子どもの保障に関しても同じです。学資保険とは別に医療保険や定期保険などに加入するのであれば、学資保険に特約を付ける方がお得、ということもあります。

子どもの場合は医療費の助成があるので医療保険は不要、という考え方もありますが、片親や、共働きの場合はそうとも言えません。もし子どもが入院したら、親は仕事を休む必要が出てきます。

親自身の入院であれば会社の健康保険から傷病手当がもらえますが、子どもが入院して休んだとしても当然傷病手当は出ませんよね。子どもの医療保険に入っていれば、入院給付金がでるので収入減を補うことができます。

ただ、ただでさえたくさんの種類がある学資保険。育英年金の有無、医療特約の有無などをすべて比較して決めるのは非常に困難です。ですから、結局は特約などがついていない、シンプルな学資保険で比較する方が現実的だと言えます。

そこで、やはり返戻率の高い学資保険を探すことになりますが、返戻率は高ければ良いというものではありません。いくら返戻率が高くても、必要なときに必要な分だけの学資金が返ってこなければ、意味がありませんよね。

そのためには、学資保険の目的をはっきりさせておく必要があります。学資保険のお祝い金、学資金が受け取れる時期にはいろいろなパターンがあります。

まずは、大学進学時に一括で受け取るタイプ。そして、「学資年金」という形で、大学進学時から卒業まで分割で受け取るタイプ。また、小学校や中学校などの入学時にもお祝い金が受け取れるタイプ。

大きく分けるとこのようになります。返戻率が高い学資保険の中には、学資金が受け取れるタイミングが遅いものもあります。

たとえば、大学進学時と大学卒業時に受け取れるもの。300万円の契約をすれば、大学進学時に150万円、大学卒業時に150万円、という形で受け取ることになります。つまり、大学に入るときには150万円しか準備できないのです。

大きな金額を長年寝かせておけば、当然利息もたくさんつきますよね。それと同じで、学資保険でも、20歳や22歳といったタイミングで学資金が出るようなものは、返戻率は高くなります。でも、大学進学時というもっともお金がかかるときに十分な資金がなければ役に立ちません。

ですから、学資保険は返戻率だけで選んではいけないのです。そこで、どのような目的で学資保険に入るのかを考えてみましょう。

一般的には、大学進学時にまとまったお金が欲しいものです。大学に入るときには授業料のほか、入学金もかかります。私立大学の初年度納入金の平均は約130万円程度です。

また、地方の大学に進学する場合にはマンションの契約にかかる初期費用や、家具・家電の購入費も必要になります。当然、仕送り分のお金も考慮しなければなりません。8万円の仕送りをするとしたら年間で96万円。大学進学時には250万円程度は用意しておきたいものです。

それなのに、大学進学時には50万円とか100万円しか受け取れない、という学資保険に入ってしまったら、別途大学進学時のための貯蓄をしておかなければなりません。

教育資金は、学資保険だけに頼るのではなく定期預金などを利用しても当然かまいません。利回りで考えれば、現状では断然学資保険の方が有利なのですが、学資保険の場合は途中解約すると元本割れするリスクがあるので、リスク分散のためにいくつかの手段で貯めるのはおすすめです。

でも、お金の管理が苦手な人にとっては学資保険の魅力は大きいものです。お金の知識が豊富で自分で資産運用をできる人なら良いのですが、そうでないなら学資保険をメインにして貯める方が確実で安全でしょう。

そこで、学資保険を使って、必要なお金を貯めようと思えば、返戻率だけでなく「いつお金を受け取れるのか?」ということを考えなくてはいけません。

そこでおすすめなのが、日本生命の学資保険です。日本生命の学資保険は大学進学時にまとまったお金が受け取れて、翌年からはその半額が毎年受け取れます。

たとえば基準金額100万円の契約をすれば、大学進学時に100万円、翌年からは50万円を4年に渡って受け取れます。合計で300万円受け取れることになりますね。

実際に必要な金額を考えれば、下宿の可能性も考えればこの倍額は欲しいですね。進学時に200万円、その後毎年100万円が受け取れるなら、大学のあいだに必要になる費用のほとんどがカバーできるのではないでしょうか。

ちなみに合計600万円受け取れるようなプランにすると、契約者が30歳男性、子どもが0歳の契約で保険料は24,360円です。この金額は決して不可能な金額ではありませんよね。

現状としてそんなにお金は無い、と思われるかもしれませんが、お母さんが週に1~2回のパートをすれば十分に捻出できる金額です。専業主婦でも、これぐらいの働き方であればリフレッシュにもなりますし、続けられるのではないでしょうか。

また、すでになにかしらの学資保険に加入している人もいると思います。その学資保険では大学進学時のお金が足りない、と不安な方も、別の学資保険をプラスすることで問題はクリアできますよ。

たとえば明治安田生命やJA共済「すてっぷ」に加入している方。どちらも大学進学時から毎年学資金が受け取れるのですが、金額が均等なのが問題です。たとえば総額300万円を受け取れる学資保険でも、明治安田生命なら60万円×5回、JA共済「すてっぷ」なら75万円×4回です。

そこで、大学進学時に一括で学資金を受け取れるものをプラスしてみてはいかがでしょうか。一括で学資金を受け取れてしかも返戻率が高い学資保険なら、ソニー生命の学資保険がおすすめです。

ソニー生命で18歳満期Ⅱ型の契約をすれば、貯めたお金は大学進学時に一括で受け取れます。100万円を受け取れるプランで、契約者が33歳、お子さんが3歳、という場合の保険料は、5,740円です。

このように、返戻率だけで学資保険を選んでしまうと、大学進学時に必要なお金が受け取れないということがありますから、大学進学時に十分な資金が準備できるように、あらかじめよく調べておきましょうね。

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