10歳で払込満了の学資保険がある!?

学資保険では、基本的には18歳(大学進学時)の時点でまとまったお金が受け取れるように、設定しますよね。大学進学には入学金や授業料のほか、受験費用も思いのほかかかりますし、子育ての中でもっともお金がかかる時期です。

子どもが生まれたら、そこから月々保険料を支払っていき、満期の18歳まで保険料の支払いは続きます。中には大学卒業時(就職時)の22歳が満期のものもあり、その場合は22歳まで支払いが続くものもあります。

「満期=払込満了」というわけですね。でも、中には満期と保険料の払い込み満了時期が異なる商品があります。

「10歳払込」などと書かれている商品がそれです。18年間コツコツと積み立てるのが常識だと思っている方は、「どうして10歳で払込が終わるの?」と思いますよね。

これは、10歳まで保険料を払い込んで、10歳で満期、というものではありません。従来の学資保険同様、満期は18歳や22歳となっています。ではどういうことか。

それは、「利息で増やすため」です。

同じ100万円を貯めるにも、10年で貯めるのと、5年で貯めて、5年間寝かしておくのでは、5年で貯める方が、利息が多くなりますよね。

利息と言うのは、その時点での残高に対して決まります。1%の年利であれば、10万円なら1年間で千円の利息ですが、50万円あれば、5千円の利息がつきます。

100万円を10年間で貯めるという場合は、1年に10万円ずつ、ということです。そうなると、どのように利息が増えるか、簡単な計算をしてみましょう。

【毎年10万円ずつ、年利1%で貯めた場合】

1年目 元金100,000円 利息1,000円
2年目 元金201,000円 利息2,010円 ※去年ついた利息は元金に組み込まれます。
3年目 元金303,010円 利息3,030円
4年目 元金406,040円 利息4,060円
5年目 元金510,100円 利息5,101円
6年目 元金615,201円 利息6,152円
7年目 元金721,353円 利息7,213円
8年目 元金828,566円 利息8,285円
9年目 元金936,851円 利息9,368円
10年目 結果1,046,219円

10年間でつく利息は、46,219円になります。

では、5年で貯めて、5年間寝かせておくとどうでしょうか。

【毎年20万円ずつ、年利1%で貯めた場合】
1年目  元金200,000円 利息2,000円
2年目  元金402,000円 利息4,020円
3年目  元金606,020円 利息6,060円
4年目  元金812,080円 利息8,120円
5年目 元金1,020,200円 利息10,202円
6年目 元金1,030,402円 利息10,304円
7年目 元金1,040,706円 利息10,407円
8年目 元金1,051,113円 利息10,511円
9年目 元金1,061,624円 利息10,616円
10年目 結果1,072,240円

このように、10年間で72,240円の利息がつきました。どちらがトクか、一目瞭然ですね。

同じ金額でも、早めに払い終わった方が、それだけ利息がつくのは、どんな預貯金でも同じです。そして、保険に関しても、それだけ安い保険料で済む、というわけです。

生命保険の場合はあらかじめ「予定利率」によって保険料が割引されているので、同じ金額を貯めるにしても、短期間の方が、割引が大きくなるのです。

学資保険の場合も、どれぐらい違うかご紹介しましょう。10歳払込が選べる学資保険としては、アフラックの「夢みるこどもの学資保険」があります。

契約者が30歳男性で、120万円の学資保険なら、18歳払込では返戻率は111.3%、10歳払込では119.7%にもなります。

「でも、いくらお得だと言っても、月々の負担が増えるのは厳しいのでは?」と思われるかもしれません。たしかに、現在の家計の状況から、2万円程度なら払える、という場合に、10歳払込にして4万円近い保険料を支払うのは難しいでしょう。
ただ、教育資金に限らず、貯蓄には「貯め時」というものがあります。

一般的に貯め時というのは、「結婚するまでの独身時代」「結婚後、子どもができるまでのDINKS時代」そして、「子どもが小さいうち」です。

老後資金などで言えば「子どもの独立後」も貯め時ですが、教育資金を考えるときには関係ないのでここでは無視します。

さて、若いうちから貯蓄が好きだとか、堅実な人の場合は独身時代からしっかり貯めています。そして、結婚してからも夫婦で話し合い、子どもができるまでにもしっかり貯めています。

でも、大半の方は子どもができてから焦るケースに該当します。理想を言えば独身時代から計画的に貯蓄できているのが良いのですが、子どもができてからでも遅くはありません。

今からしっかり貯めれば良いのです。幸い、子どもが小さいうちというのは貯め時なんです。というのも、子どもが小さいうちというのはさほどお金はかかりません。

第一子であれば、お祝いで子ども用品の大半が揃うこともありますし、両親が買ってくれる場合も多いでしょう。そして第二子以降はお下がりもあるので、「幼児教室」に行かせたりしない限り、ほとんどお金はかからないものです。それに、国や自治体からの助成も充実しています。

実際に子育てにお金がかかり始めるのは、小学校に入ってから、ゆるやかに、ということです。小学校に入学してすぐはまだまだお金はかかりませんが、習い事や塾などで、少しずつお金がかかり始めます。と言っても義務教育のあいだは授業料も教科書代もかかりませんし、まだ、貯め時と言っても良いでしょう。

小学校高学年ぐらいからは、お小遣いや、クラブ活動などでかかるお金が増えてくるので、貯蓄が思い通りにいかなくなる可能性がでてきます。

日本の終身雇用が健在で、お給料のベースアップも望めるのであれば、子どもが大きくなるにつれお給料も増えていくでしょうが、今どはあまり期待できませんよね。お給料あ上がることを期待して貯蓄計画を立ててしまうと、あとあと苦しくなるかもしれません。

ですから、学資保険でも、早めに保険料の払い込みが終わるものだと、「貯め時」に効率よく貯めることができておすすめなんですよ。

とは言え1か月に捻出できるお金は限られているわけですから、たとえば「100万円は、10歳払込満了」「もう100万円は、18歳払込満了」「あと200万円は、定期預金」というふうに、細かく分けて、負担を分散させるのも良いでしょう。

このように分散させた場合、月々の負担がどのように変化するのか確認しておきましょう。払込期間が選べる学資保険としては、アフラックの「夢みるこどもの学資保険」があります。

基準額を120万円として、18歳払込の学資保険と、10歳払込の学資保険を契約し、残りを預貯金で貯めるとします。

【教育資金400万円を貯蓄する場合】
(契約者30歳男性、被保険者0歳)

・学資保険18歳払込 保険料4,988円
・学資保険10歳払込 保険料8,348円
・積立定期預金18年間 積立額4,000円(0.025%)
・積立定期預金10年間 積立額7,000円(0.025%)
※積立定期預金の利率は平成25年3月現在のものです。

この場合は、子どもが10歳になるまでは毎月24,336円ずつ、その後18歳までは8,988円ずつの負担になります。これなら、やっていけそう、と思われませんか?

学資保険の場合は払込満了年齢は10歳、15歳など、選べる期間は限られていますが、預貯金なら自由に設定できますから、もっと細かく「50万円は6年間(小学校入学までに)」「50万円を12年間(中学校入学までに)」「50万円を15年間(高校入学までに)」と分けることもできます。特に教育費の負担が増えるのは高校以降になるので、それまでにいかに多く貯められるか、というのはポイントですよ。

学資保険も、払込満了時期を選べるものを併用することによって、貯め時に効率よく貯めることができますから、ぜひ検討してみてくださいね。

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