学資保険がもし途中で支払えなくなってしまったら?

教育資金を準備するために、学資保険に加入している方も多いと思います。

学資保険も含め、生命保険は毎月保険料が自動で引き落とされるわけですから、手間もかからないメリットがあります。

ちなみに保険料の払い込みは、月払いだけでなく、半年払や年払いも利用できます。年払いの方がさらに保険料が安くなり返戻率が上がるので、ボーナス時期に合わせて年払いにしているご家庭もあるでしょう。ただ、ほとんどの方が月払いにしていると思います。

では、毎月支払う保険料、もし、引落出来なければどうなるのでしょうか?

ケータイ代が引落できなければ、1か月足らずで止められてしまいます。電気代が引落できなかった場合、2か月分遅れたら止められてしまうことが多いです。

では、生命保険の場合、「止められる=失効する」のはいつになるのでしょうか?

失効とは、保険の効力が切れてしまうことです。医療保険なら、失効してしまったあとに入院しても、給付金はおりません。

生命保険の場合は、1か月遅れただけではまだセーフです。でも、2か月目の引落もできなければ失効となります。

正確には、「払込期月」「払込猶予期間」というものがあります。通常は、「払込期月」に引落がされますが、それに遅れても「払込猶予期間」のあいだに支払えばセーフ、ということですね。

具体例を見てみましょう。毎月27日が引き落とし日だったとします。

4月27日の引落ができなかった場合は、5月1日から5月31までが払込猶予期間になります。ですから、5月の引落もできず、6月1日になると保険は失効します。

ただ、それまで保険会社も放っておくわけではなく、ケータイ代や電気代と同じように、「○日までに支払ってください」という案内が届きます。もしくは、担当者から電話があることもあります。

保険会社も、保険が失効してしまうと収入がなくなってしまいますし、契約者からしても、保障がなくなってしまうのは困りますよね。

1か月間引落ができなかった場合には、翌月に2か月分引落もできるのですが、コンビニなどで使える振込用紙が届けば、それで先に支払ってしまうようにしましょう。

いくら忙しかったとか、うっかり忘れていた、という場合でも払い込みがなければ保険は失効しますから気をつけてくださいね。

ただ、保険には「振り貸し」があります。「自動振替貸付」というものです。これは、解約返戻金の範囲内で、自動で保険料を貸付してもらえる制度です。

ですから、当然解約返戻金の無い保険、あっても解約返戻金が少ない保険では適用されません。医療保険や定期保険の場合は無理、ということですね。また、契約してまもない場合は解約返戻金は少ないので適用できません。

さて、自動振替貸付では、要は保険の解約返戻金を担保に、保険会社にお金を借りている状態のことです。ですから当然返済しなければなりません。

「保険料を支払わなくても失効しないから助かるわ♪」ではなく、早めに返済するようにしましょう。保険料の支払いをしないことが続けば、当然毎月振替貸付によって保険が維持されることになり、解約返戻金の範囲がなくなってしまった時点で失効します。

そうでなくても、振替貸付の残高が残っている状態で満期を迎えれば、当然受け取れる学資金は残高分少なくなります。

また、借金である以上、利息もつきます。利率は保険会社によっても違いますが、キャッシングなどを利用するよりは低いです。でもだからと言って、そのまま数か月も放置していると返済が大変になりますから、万が一振替貸付を利用しなければならない状態になったとしても、必ずすぐに支払いが追いつくように努めましょう。

ちなみに、万が一、保険が失効してしまったら、そこで完全にアウト、というわけではありません。生命保険には「復活」という制度があります。

復活の手続きをするには、延滞している保険料と、それに対する利息を支払うことと、さらに、あらためて審査が必要になります。ですから、もし契約者がその前に入院していたりと健康上の問題があると判されれば、復活もできなくなってしまうのです。
くれぐれも、保険は失効させないように注意しましょう。

では、失業などで、どうしても保険料の支払いが難しい場合はどうすれば良いでしょうか?

そもそも、学資保険は途中で解約してしまうと元本割れしてしまうので、無理のない保険料に設定しておくのが鉄則です。ですが、それでももし、保険料の支払いが数か月以上できなさそうだ、という場合には、「払い済み保険」にしてしまう、という方法があります。

払い済み保険とは、今後の保険料の支払いをストップして、その時点での解約返戻金に応じた小さな保険にしてしまう、というものです。たとえば、100万円の学資保険だったものを、60万円のものにする、というわけです。

これなら保険を失効させなくて済みますよね。ただ、払い済み保険にするということは、保険料の支払いがなくなる一方で、受け取れる学資金が減るわけですから、教育資金の貯蓄計画を見直す必要があります。

失業したために払い済み保険にした、という場合は、また就職して家計を持ち直したときに再度その学資保険を復活させる、ということはできません。ですから、新たに学資保険に加入して不足分を補うとか、他の貯蓄方法で対応するなどしなければなりませんよね。

場合によっては当初の目標が達成できなくなる可能性もあります。その場合は不足分を奨学金や教育ローンで補わなければならないかもしれませんから、なるべく当初の目標が達成できるように、節約をするなどして貯蓄を続けてくださいね。

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