学資保険はお祝い金がある方がお得?

学資保険には、満期時に学資金が受け取れるものと、満期以外にもお祝い金を受け取れるタイプがあります。
これは、どちらがお得なのでしょうか。

まず整理しておきたいのは、「合計で受け取る金額が増えれば保険料も上がる」ということです。

同じ保険料なのにお祝い金がもらえる!なんていうことはありません。学資保険に限らず、お祝い金のある保険はすべてそうですが、お祝い金相当分の保険料が上乗せされているにすぎません。このことを忘れないようにしましょう。

たとえば、ソニー生命の学資保険では、お祝い金が出る「Ⅰ型」と、お祝い金がない「Ⅱ型」があります。学資保険は満期時に受け取る「基準額」を設定しますが、Ⅰ型とⅡ型では受け取れる総額も、保険料も全然違います。

たとえば、30歳男性で、基準額を100万円にした場合。

Ⅰ型では、保険料は7,200円。受け取れる金額は中学進学時に30万円、高校進学時に30万円、大学進学時に100万円で、合計160万円です。払込保険料は1,468,800円で返戻率は108.9%になります。

一方Ⅱ型の場合、保険料は4,410円。受け取れる金額は満期時の100万円のみです。払込保険料は889,640円で、返戻率は111.1%になります。

「基準額」が同じでも、型が違えば受け取れる金額も保険料も、全然違うものになってしまいます。では、受け取れる金額が同じで、違う型にした場合は、どちらが得になるのでしょうか?

Ⅱ型の基準額を160万円にすると、このようになります。保険料は7,056円、払込保険料は1,439,424円で、返戻率は111.1%になります。

これなら、Ⅱ型の方がお得な感じがしますね。受け取れる金額が同じでも、Ⅰ型の場合は途中で30万円が2回払いだされるために、利息として増える分が少なくなるからです。

Ⅰ型でも実際には使わずに据え置きしておいて、大学進学時にまとめて使うこともできます。その際には据置する時点での「据置利率」が適用されて利息は付きますが、Ⅱ型の返戻率を超えるほどの利息が付くことは難しいかもしれません。先のことは分かりませんから、自分で判断するしかない、というのが実際のところです。

ちなみに、Ⅰ型のメリットは、中学や高校の進学時にもお祝い金が出ることで、もし、「公立高校の予定だったけど私立高校になった」という場合にも対応しやすい、ということです。ただ、先に貯蓄を使うということは、その後さらに貯蓄のペースを上げて大学資金を準備しなければなりません。

でもこれはデメリットととらえることもでき、「高校までは他の貯蓄でなんとかするからとにかく大学資金を優先的に貯めたい」という場合は安易に使えるお金がある、というのは逆効果かもしれませんよね。

大学進学時に一括で受け取るのであればそれまでは多少お金が厳しくてもなんとかやりくりするかもしれないのに、据え置きにしているお祝い金があることで使ってしまう、ということも考えられます。

予想外の出費に備えてお祝い金つきの学資保険に加入する人の方が多いようですが、自分の希望をよく考えて商品を選ぶようにすると良いでしょう。

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