学資保険のお金を受け取る時期は18歳で大丈夫ですか?

学資保険というのは、教育資金を貯めるためにはぴったりな商品です。預貯金と比べても、自動で引き落とされて、途中で取り崩す心配もないので貯蓄が苦手な人には特におすすめです。

学資保険は、節目ごとにお祝い金が出たり、大学卒業時にもお祝い金が出るものもありますが、もっともオーソドックスなものは、18歳が満期になっているものです。

つまり、大学入学時に合わせてお金を受け取れる、というわけですね。

お祝い金が出るタイプなら、小学校入学時、中学校入学時、高校入学時などにもお祝い金を受け取ることができて、必要でなければそのまま据え置きにしておくことで利息もつきますから、自由度は高いですね。

ただ、節目ごとのお祝い金をそのまま使ってしまう場合には、それだけ返戻率は下がりますので注意しましょう。

さて、ほとんどの方は、18歳時の受取金額を重要視していると思います。大学にはお金がかかりますし、もっともお金がかかるのが、入学金を納入したり、一人暮らしをするなら物件の契約をしたりと出費の多い大学入学時です。

入学金と学費だけでも、初年度納入金として、国立でも80万円以上かかります。入学時に合わせてまとまったお金が受け取れるのは良いですよね。

ただ、気をつけていただきたいのは「満期日」です。

18歳で受け取れるということは、高校3年生で受け取れるということとイコールではありません。たとえば7月生まれのお子さんのケース。

学資保険は契約者の年齢と被保険者(お子さん)の年齢によって保険料が変わってくるので、お子さんが誕生日を迎える前に契約しようと、6月に契約したとします。

たとえば18歳満期の学資保険を6月10日に契約をすれば、満期日はお子さんが18歳になっているときの6月10日になります。
ということは……。

高校3年生のときの6月には、お子さんは、まだ17歳なのです。

ですから、お子さんが大学1年生になったときに、「18歳の6月」が到来し、そのときに学資金が受け取れる、というわけです。
これでは意味がありませんよね。

そのため、学資保険には17歳満期、という商品もあります。

これなら、お子さんが高校3年の6月には学資金を受け取ることができますし、まだ必要でなければしばらく据え置きしておいて、いよいよお金が必要になるときに、引き出せば良いのです。

このように、契約日とお子さんのお誕生日の関係に気をつけないと、本当に必要なときに、お金が受け取れないことになります。

他にも、お子さんの誕生日が7月で、契約日が3月というような場合も注意が必要です。この場合、18歳満期でも高校3年生の3月に学資金が受け取れます。大学の納入金には間に合いそうですよね。

ただ、お金が必要になるのは、大学入学直前になってからではない、ということを覚えておきましょう。というのも、受験費用にもお金がかかるからです。

たいていの生徒は、何校も受験するものですよね。私立大学の受験料は35,000円程度ですから、3校受けるだけでも105,000円の出費になります。私立大学を受験する場合の受験費用の平均は20万円を超えているんですよ。

受験のためには交通費もかかりますし、場合によっては宿泊をともなうこともありますよね。

国公立の受験料は安いですが、それでも、「九州から東大を受けに行く」というような場合では、交通費と宿泊費がかさみます。そのため、理想としては、高校3年生になったらなるべく早めに、学資金を受け取れる状態にしておく方が安心でしょう。

4月生まれで、5月に契約した、というようなケースであれば、18歳満期でも学資金が受け取れるのは高校3年生の5月になります。これなら安心です。

契約日とお子さんの誕生日を考えた上で、必要に応じて17歳満期を選ぶようにしましょう。もちろん自分で考えるだけでなく、保険の担当者にも確認してもらえば確実ですよ。

ただ、このような失敗を防ぐためにも、学資保険以外にも、貯蓄を持っておくことをおすすめします。学資保険頼みになっていると、必要なときにお金が引き出せないこともあるかもしれません。

その場合は学資保険を解約したり、契約者貸付を利用してお金を用意することはできますが、それでは損になってしまうので避けたいものです。

また、学資保険はインフレリスクには対応していません。インフレリスクとは、物価が上昇した場合のリスクのことです。

学資保険は18年間ほどかけ続けるものですが、18年後の経済状況なんて分かりませんよね。もし大幅に物価が上昇するようなことがあって、缶ジュースの値段が1本500円になった(お金の価値が今の5分の1になった)としても、受け取れる金額は5倍にはならないわけです。いくら元本割れしないと言っても、実質的には元本割れしているのと同じ、という状況もあり得る話です。

こうしたインフレリスクに対応するには利率が変動するタイプの方法で貯蓄することも必要で、ときには元本保証がない商品を選び、リスクをとっていくことも必要かもしれません。ただ、教育資金というのは確実に貯めたいお金ですから、ハイリスクなものは避けるようにしましょう。

学資保険を契約するときは、17歳満期か18歳満期かをよく考えた上で選び、また、学資保険だけに頼らず他の金融商品も併用しながら賢く教育資金を貯めていきましょう。

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