ゆとりある老後は可能なのか?公的年金はいくらもらえる?

公的年金と言うと、厚生年金や国民年金のことですね。

「ゆとりある老後」の生活には月収36万円必要、なんていうデータもありますから、公的年金に加えて個人年金保険に加入する人も多いです。

でも、自分がもらえる年金の金額はよく分かりませんよね。

年金は、とにかくややこしいものです。就職してからずっと同じ企業で働き続けていればまだ計算はしやすいのですが、転職したり、専業主婦のになったりと年金の種類が変わることがあると、それぞれ計算していかなければなりません。

ここでは、公的年金の仕組みを見てみましょう。公的年金というのは、「老齢基礎年金」というもので、厚生年金に加入している人は、その上に「老齢厚生年金」がプラスされる、という仕組みになっています。

自営業の人などであれば国民年金の第1号被保険者、専業主婦の場合は第3号被保険者となります。

ずっと国民年金のみの場合は、比較的計算は簡単です。国民年金の保険料は基本的に一律です。平成24年度の年金額は満額で786,500円となっています。そして、所得に応じて減免制度があり、全額免除、4分の3免除、半額免除、4分の1免除となっています。

年金を受け取るには納付した月数も重要ですが、もし全額免除になっていたとしても、納付月数には合算されるので安心です。もし、手続きをせずに「未納」の状態になっていると納付月数にも合算されないので、必ず手続きはしておきましょう。

「将来年金がもらえるかどうか分からないから」と支払っていない人も多いのですが、日本では年金制度には全員が加入しなければならないものですし、きちんと支払い、支払いが厳しい場合は必ず役所に相談して減免の手続きをおこなうことが必要です。

厚生年金の場合は、現役時代の給料の金額によって、年金額が変わります。

では、実際に受け取れる金額はいくらになるのでしょうか?残念ながら、正確な金額は今のところ分からないんです。

というのも、年金額というのは、そのときの物価によっても変わるからです。今後物価が上がり続けていき、缶コーヒーが1本千円するような時代になっていれば、今の物価に対応した年金額ではとても生活していけませんよね。ですから、今から数十年も先の年金額は確約されていないものなんです。

ただ、だいたいの目安を知ることはできます。現在の国民年金の年額は786,500円でしたね。現在の物価の感覚から考えると、これだけでは生活が厳しいかな、と思いますよね。

今後物価が上がっていけば年金額は上がるでしょうし、物価が下がれば年金額は下がりますから、いくらになっても、「国民年金だけではちょっと足りないかな」という感覚になるでしょう。

さて、働き方にはいろいろあります。大学を卒業して一つの企業で60歳まで勤め上げる、というのは最近は減ってきています。ずっと会社員でいるとは限りません。

22歳で就職して、25歳で退職し、3年間フリーターをしたのち飲食店を立ち上げて個人事業主になる、というようなこともあるでしょうし、結婚を機に退職し、専業主婦になったあと、離婚して、パートを経験したあと正社員になる、というようなケースもあります。

このような場合、どうやって計算すれば良いのかまったく分かりませんよね。そのために、「日本年金機構」には、年金額の試算ができるツールが用意されています。あくまでも簡易試算ではありますが、だいたいいくらぐらいになるのかは把握できると言うことです。

この簡易額試算では、今現在までにおさめた年金のデータを入力していきます。国民年金の月数、第3号被保険者(専業主婦)の月数、厚生年金の月数、共済組合(公務員)の月数を入力していきます。そして、厚生年金のところには標準報酬月額を入力します。今までの平均月額でOKです。賞与も計算に入るので、賞与込みの年収を12で割ると良いですよ。

月数についても、正確に分かればなるべく正確に、はっきり分からなくても、だいたいで入力しても試算はできます。

次に、今後について入力しています。現在の年齢から、残りの月数が表示されるので、その残りの月数を、厚生年金や国民年金などに割り振っていきます。

今の会社でずっと働くのであれば、厚生年金のところへ入力します。すると、だいたいの年金額がわかるので、老後の資金計画が立てやすくなりますよね。

日本年金機構では、毎年「ねんきん定期便」を作成しています。誕生月に届くものですからみなさん見たことがあると思います。

ねんきん定期便には今までにおさめた保険料の総額や、国民年金や厚生年金、それぞれの加入期間、標準報酬月額などが確認できます。

これがあれば、「簡易額試算」をするにもスムーズですし、より正確な見込み額を知ることができます。A4版の薄い冊子ですので大切に保管してきましょうね。年金手帳といっしょにクリアファイルに入れて、新しいねんきん定期便が届くたびに差し替えていくと良いでしょう。

分からない点があれば最寄りの年金事務所に行って相談してみると良いですよ。自分の年金ですから、ねんきん定期便の内容に間違いがないかもしっかりチェックして、将来しっかり年金がもらえるように備えておきましょう。

だいたいの年金額が分かり、それでは足りない、と思えば個人年金保険に入るのも良いですね。国民年金の場合は国民年金基金もありますので、よく比較して、老後の準備をしておきましょう。

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