わたしが死んだら、家族にはいくら残せばいい?死亡保障の考え方

生命保険というのは、そもそも、死亡した時のお葬式代を保障するものでした。まだ、生命保険という言葉なんてない時代、17世紀のイギリスで、生命保険のルーツとも言われる制度がありました。
それは、イギリスの牧師さんたちが考えたものです。

「普段からみんなでお金を積み立てておいて、誰かが死んだら、みんなで積み立てておいたお金でお葬式をやろう。」こんな制度でした。

今では、お葬式代だけではなく、残された家族の生活費なども、生命保険で準備するようになりましたね。

お葬式自体は、飲食接待費などを含めて、200~250万円程度が平均だと言われています。ですが、実際に自分の保険を確認すると、3000万円とか5000万円とかになっていませんか?

これが、残された家族のためのお金です。ネット生保が最近は増えており、なんとなくで「3000万円ぐらいかな」なんて選んでいる人も多いのですが、実は100万単位で設定できるので、きちんと必要な保障を計算すれば、本当は「2800万円」で済むかもしれません。それなら保険料の節約もできますよね。

実際に、100万や200万というお金はとても大きいものなのに、なぜか生命保険になると、3000万とか4000万とか、1000万単位のキリの良い数字で考えてしまう人は多いです。

月々の保険料を考えると、終身保険なら100万下げるだけで1000円以上の保険料が浮くこともあるんですよ。

では、「本当に必要な死亡保障額」というのは、どうやって計算すれば良いのでしょうか?

それには、ライフシュミレーションをして、万が一の場合のキャッシュフロー表を作成する必要があります。

……なんて言うと、一気に混乱してやる気を失われるかもしれませんが、順を追って説明しますので、ご安心くださいね。

まず、ライフシュミレーションというのは、人生設計をする、ということです。具体的には、子どもの教育はどうするのか。

「義務教育のあいだは公立校で、高校と大学は私立かな」
「医大に行かせたいから教育費は多めに!」
「できれば大学は地元に通って自宅から通ってほしいな」

など、現在の希望や実状を踏まえて考えます。他にも、

「わたしは子育てがひと段落したらパートで働きたいわ」
「夫にもし万一のことがあっても、無理のない範囲で働いて、なるべく子どもと一緒にいたいわ」
「車は5年に1回買い替えたい!」
「家族旅行は毎年行きたいな」

など、これからの人生で、いつ、どんなときにどれぐらいのお金が必要なのかを知ることが第一です。

そして、キャッシュフロー表とは、そのお金の流れを見るためのもの。収入の状況や、住居費など、これからかかるお金をすべて把握できるので、便利なんですよ。

ここで、普通の人なら、「そんな計算自分ではできないし、ややこしい!」と思われるでしょう。安心してください。プロのファイナンシャルプランナーでも、すべて計算して表に書くなんて、やろうと思わないです。

便利なことに、ネット上でもライフシュミレーションをしたりキャッシュフロー表を作れるサイトはたくさんあります。そういったものを利用すれば、入力するだけで自動で計算してくれますよ。

万が一の場合のキャッシュフロー表には、死亡後には収入はありませんから、代わりに死亡退職金などの一時金や、遺族年金が収入になります。そして、残された配偶者(例えば妻)の収入。

また、今までの恒例行事(家族旅行や車の買い替えなど)は、今と同じにするのか。家族が減った分、生活費は下がるのか。そういったものを把握していくのが万が一の場合のキャッシュフロー表です。

すると、万が一のことがあった場合の、収入と支出のバランスが見えてきます。その、不足している分が、生命保険で補うべき「必要保障額」です。

その人が亡くなることによって、収入と支出がどのように変化するかを見ることで、準備すべきお金が分かってくるんですね。

ですから、たとえば共働きで既に貯蓄が多い家庭の場合は、残された配偶者の収入だけでも十分にやっていけて、死亡保障が必要ない場合もあります。

なんとなくで死亡保障を決めてしまうと、実は損をしているかもしれない……ということを、理解しておきましょう。

そして、これらの計算、自分で計算しなくても、実は保険会社の人なら計算してくれます。自分で計算したものが合ってるか確かめるためにも、保険の担当者に連絡して、資料を作ってもらうと良いと思いますよ。

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