先進医療にかかるお金は数百万円!?

医療保険も特約としてつけている人も多い、「先進医療特約」。先進医療特約とは、先進医療を受けたときにその技術料を保障してもらえる、という特約です。

先進医療を受けたときには、その技術料には健康保険の適用はされず、全額自己負担となっています。先進医療特約では「通算1000万円まで保障」などと大きな金額を保障してくれますから、「先進医療にはさぞかしお金がかかるんだろう」と思いますよね。

では、先進医療にかかるお金というのは実際にはいくらぐらいなのでしょうか?

まず、先進医療というのは、厚生労働省で認めている新しい治療法のことです。新しいのでまだ健康保険の対象になっておらず、これから健康保険の対象にするかどうかの評価を決める、という段階の医療だととらえておいても良いでしょう。

先進医療には、保険が効かないので高額な治療だ、と思われている方が多いですが、数百万円もかかるような高いものばかりではありません。

たとえば「統合失調症などに分類されることが強く疑われるうつ症状における光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助」という先進医療の技術料は平均12,000円程度になっています。

先進医療には、数千円~数万円で受けられるものもあるんですね。先進医療=高額な治療、というわけではないのです。ただ、やはり高額なものも多いです。

実施例も非常に多いのが「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」というものです。これは白内障の治療をするときに、視力の回復もできる手術です。白内障は70~80代の人のほとんどが患うものですから、それだけ治療をする人も多いんです。

ちなみに年間の実施件数は3,000件以上、実施医療機関は250を超えています。この技術料は、平均60万円程度です。

がんの放射線治療の一種である「重粒子線治療」では平均300万円を超えています。やはり、高いものは自分で負担するには高額なものが多いですよね。

さて、先進医療というのは、どこの病院でも受けられるものではありません。先進医療をおこなえる病院は限られており、その技術によって実施しているところが異なります。かかりつけの病院が対象でなければ、先進医療を受けるには紹介状を書いてもらわなくてはなりません。

先進医療特約には、病院までの交通費も給付対象になっているものがありますが、これは、先進医療を実施している病院が近くにあるとは限らないから、ということなんですね。

ちなみに、先進医療で全額自己負担になるのは技術料だけです。検査料などは健康保険の対象になっています。

ですから、たとえば健康保険の対象となる検査や入院にかかる費用が100万円で、先進医療の技術料が100万円だった場合は、自己負担額は108万円程度になります。

健康保険の対象になる100万円のうち、3割負担であれば30万円が自己負担ですよね。でも高額療養費制度があるので、実質的には負担額は8万円程度になります。(1か月あたりの限度額)その自己負担額と、先進医療の技術料の合計が実際に負担すべき金額、ということになるんですよ。

先進医療というのはまだまだ、受ける人は少ないものです。医療機関も限られていますし、そんなにたくさんの人が先進医療を受けなければならない病気になるわけでもありませんよね。

先進医療特約は数十円~100円程度で加入できるものが多いですよね。それは、それだけ利用する人がまだ少なくて、少ない保険料でも十分対応できる、ということです。

先進医療は実際に受けることはなかなかないと思いますが、もし先進医療を受けるときに備えがなければ治療を断念しなければならないこともあるので、特約はつけておいた方が良いでしょう。

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