離婚後の学資保険、契約者を変更すべき?しないべき?

子供の学資保険は、教育資金を準備するために加入する人が多いものです。では、離婚してシングルマザーになる場合、学資保険の契約者は変更した方がいいのでしょうか?

学資保険の契約者の役割

学資保険の契約者は、ただ「保険の契約をしている人」というだけのことではありません。

まず、学資保険の契約者というのは、契約者であると同時に被保険者的な機能も付いてきます。契約者が途中で死亡した場合には、以後の保険料の支払いが免除されるという特典があります。つまり、保険料を払わなくても学資金が受け取れることになり、生命保険と同じような働きがあるのです。

次に、契約者というのは保険料を支払う人のことを言います。つまり、契約者を夫のままにしておくことによって、夫が保険料を払い続けることになり、養育費と同じような働きを持たせることもできるわけです。

契約者は変更しない方がいいのか?

学資保険の契約者は夫にしていることが多いと思います。夫のままにしておけば、保険料は夫が払ってくれて確実に学資金が準備できますし、元夫に万が一のことがあっても、学資金は確実に受け取れます。

しかし、契約者を元夫のままにしておくことには、デメリットもあるのです。

まず、元夫が保険料を払わなくなってしまったら……?離婚後に養育費を支払っている元夫が全体の2割しかいないということを考えると、学資保険の保険料に関しても途中で支払わなくなる人がいてもおかしくありません。最悪の場合、元夫が保険料を支払わないことによって学資保険が失効してしまうこともあるのです。

また、学資保険のように貯蓄性が高い保険の場合は契約者貸付を利用されてしまう可能性もあります。契約者貸付とは、保険を担保にしてお金を借りられる制度ですが、お金を借りて返さなかった場合は、学資金の受け取りの際に借入金+利息が引かれてしまうことになります。

受取金が目減りしてしまうと、教育資金が足りなくなってしまうので子供の進路にも大きく影響を及ぼすことになります。

元夫が養育費や保険料を払い続けてくれる、契約者貸付を利用することなんてまずない、と思える場合は契約者を元夫のままにしておく方がメリットが大きいと言えます。しかし、元夫の金銭感覚に問題があって離婚するようなケースでは、ほぼ100%学資保険は無事ではないでしょう。また、そこまで金銭感覚がひどいという場合でなくても、「この人なら確実に問題ない!」と思えない限りは、保険料の支払いが滞ったり契約者貸付を利用されてしまう可能性も高いと考えた方が無難です。

契約者を変更する場合のメリット・デメリット

では、契約者を自分に変更する場合はどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか?

まず、上記で紹介したような「保険料の滞納」や「契約者貸付の使い込み」といった心配はなくなります。契約者を自分に変えてしまえば、元夫は勝手に手を出すことはできなくなるので安心ですね。

ただ、契約者を自分に変更するということは、保険料の支払も自分でやっていく必要があるということです。それだけ、毎月の負担が増えてしまうわけですね。養育費を受け取っていれば、養育費の中から保険料を支払うことはできますが、万が一養育費の支払いが滞ったとしても保険料を払い続けられるか、ということを考えておかなくてはなりません。

契約者の変更自体は、わりと簡単にできます。金銭問題で離婚した経験がある筆者としては契約者を変更することをおすすめしたいですが、人によってどちらにした方がいいかは変わってくると思いますので、自分の状況や元夫の性格なども考えた上で、どちらにすべきか判断してくださいね。

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