契約者貸付を利用するなら要注意!「複利」の仕組みを知っておこう

契約者貸付とは、生命保険を契約している人が、その生命保険の解約返戻金を担保にしてお金を借りることができる、という制度です。キャッシングやカードローンを利用するよりも低い利率でお金を借りることができるので、急にお金が必要になったときに利用するのはおすすめです。

しかし、契約者貸付を利用する際には注意しなければならないことがあるんです。

「複利」に注意!

契約者貸付も、一般的な他の借金と同様に、借りたお金に対して利息がかかります。利率自体は低いので手軽に借りようとしてしまう人も多いのですが、気軽な気持ちで借りてなかなか返済しないと、利息がどんどん増えていくかもしれません。

なぜなら、契約者貸付の利息は複利計算だからです。

利息の計算方法には、「単利」と「複利」の2種類があります。キャッシングを利用した場合などの利息は「単利」計算になっていますが、契約者貸付の場合は「複利」計算なんです。

複利と言うのは、ついた利息に対しても、さらに利息がかかる、という仕組みです。例を挙げてみていきましょう。

100万円を5%の利率で借りたとします。すると、1年で5万円の利息がつく、ということですね。ここは、単利も複利も変わりません。

このまま何も返済せずにいた場合、単利の場合は2年目も5万円の利息が付くことになります。

一方複利の場合、2年目は元金100万円+1年目の利息5万円=105万円に対して利息がかかります。2年目の利息は5.25万円です。このように計算していくと、単利と複利ではこのように差がついていきます。

【10年後の利息】

  • 単利の場合……50万円
  • 複利の場合……62.8891万円

100万円を5%の利率で借りた場合、10年間で13万円近く、利息の金額が変わってきます。

複利の方が利息が多くつくので貯蓄をする際には複利計算の方が有利になりますが、借入の場合は大きく損になってしまう、という問題があります。

契約者貸付は一時的な利用にとどめよう

とは言え、高い利率で一般のキャッシングなどを利用するよりは、契約者貸付の方が利息が安く済むことの方が多いです。ただそれでも、契約者貸付は一時的な利用にとどめて、なるべくすぐに返済するようにしましょう。

契約者貸付は、借入期間が長いほど複利計算の効果によって利息がふくらんでしまいます。

しかも、契約者貸付の場合は契約している生命保険を担保にとっているため、無担保で借りられるキャッシングに比べると取り立てのようなものもなく、1年に1回利用状況のお知らせが来る程度なので、それに甘えて返済しなかったり、返済そのものを忘れてしまう人もいます。

しかし、返済せずに放っておくと利息が膨らんでしまいますし、担保にしている解約返戻金の範囲に収まらなくなると契約自体が失効してしまうこともあるので、十分に注意が必要なんですよ。

契約者貸付を利用することによって、ずるずると返済を遅らせて、最終的に失効してしまう、という人も多いです。契約者貸し付けを利用するならあくまでも一時的に利用するだけ、と意識して、なるべく早くに返済するようにしてくださいね。

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