老後の備えは大丈夫?どれぐらい働いたら、どれぐらい年金額が増えるの?

老後の生活を考える上で、個人年金や貯蓄などの自助努力も大切ですが、基本となるのはやはり公的な年金制度です。でも、「今払っている保険料で、どれぐらいの年金がもらえるんだろう?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか?

働き方や収入にも関わる問題

正規雇用の場合は基本的に厚生年金に加入することになりますが、パートタイマーなど非正規雇用の場合は厚生年金に加入していないこともあると思います。また、非正規雇用であっても会社から「社会保険に加入しますか?」と聞かれることもあります。

厚生年金に加入することによって手取り収入は減ってしまいますが、それでも将来受け取れる年金が増えるのであれば、今少し我慢してでも厚生年金に加入した方がいいかもしれませんよね。

特に女性の場合は、働き方も多種多様です。パートタイマーとしてゆっくり働きながら家事育児もがんばるという働き方もあれば、フルタイムでバリバリ働いて収入を増やして生活水準を上げる、という働き方もあります。

今後の働き方を考える上で、将来の年金額も参考になることもあると思います。「年金が増えるなら正社員で働きたいけど、大して増えないならパートでいいかな」と考える人もいるものですよね。

では、実際にどれぐらい稼げば、どれぐらい年金額を増やすことができるのでしょうか?

厚生年金の年金額がいくら増えるのか計算しよう

まずは、厚生年金に加入した場合に、いくら稼げばいくら年金が増えるのかを計算してみましょう。

計算方法は、
標準報酬月額×5.769/1000×加入期間
という式で計算できます。

では、今後5年間働いた場合に、いくら年金を増やすことができるのか収入別に見てみましょう。
※実際の月収と、年金の計算に用いられる標準報酬月額は異なる場合もありますが、ここでは簡易的に月収から計算してみたいと思います。また、ボーナスは無いものとして計算します。(ボーナスがある場合は、ボーナスも含めた年収を12で割って月収とする。)

  • 月収15万円の場合……15万円×5.769/1000×60か月=51,111円
  • 月収20万円の場合……20万円×5.769/1000×60か月=68,148円
  • 月収25万円の場合……25万円×5.769/1000×60か月=85,185円
  • 月収30万円の場合……30万円×5.769/1000×60か月=102,222円

右端の赤字の文字が、5年間働くことによって増える年金の年額です。

つまり、月収20万円の場合でも1か月あたりの年金は5,679円増えるだけですから、「5年間働いてもこんなもんなの!?」とがっかりされるかもしれません。しかし、厚生年金に加入することには、意味があるんです。

厚生年金には国民年金保険料も含まれている

現在、非正規雇用の方で社会保険に加入していないという人は、国民年金に加入していると思います。現在の国民年金保険料は15,250円です。

一方厚生年金の場合は、自分と会社で折半するので、毎月15,000円程度保険料として引かれている人でも、実際には会社も15,000円払ってくれているので、合計30,000円しはらっていることになります。そして、この中には国民年金保険料も含まれています。

つまり、国民年金であれば毎月15,000円程度支払っていても満額で毎月7万円ぐらいしかもらえないのに、厚生年金に加入していれば15,000円程度しか支払っていなくても、国民年金に上乗せして厚生年金も受け取ることができる、というわけです。これは、かなりお得だと言えるのではないでしょうか?

自営業などで厚生年金に加入できない人は仕方ありませんが、フリーターなどで厚生年金に加入するかどうか迷っている人は、迷わず厚生年金を選択した方がいいでしょう。

保険料の分だけ手取りは減ってしまいますが、将来受け取れる年金は確実に増えますから、ぜひ厚生年金に加入できる働き方を選択してくださいね。

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