長生きリスクに備えるにはやっぱり個人年金保険?

いつからか、「長生きリスク」という言葉がよく聞かれるようになりました。長生きリスクとは、長生きすることによって、貯蓄も底をついてしまって生活に困ってしまうというリスクのことです。本来はおめでたいことのはずの長生きも、今ではリスクになってしまう可能性があるんですね。

公的年金だけでは生活していけない?

戦後すぐの頃、日本人の寿命は50歳程度でした。今では考えられないことですよね。戦後しばらくすると飛躍的に平均寿命が延びて、今では男性で80歳、女性で87歳となっています。これは2014年に発表された最新のデータなのですが、ここ数年だけでも、少しずつ平均寿命は延びています。(筆者が保険会社で働いていた頃、平均寿命は男性79歳、女性85歳と説明していました)

平均寿命はあくまでも平均なのでこれよりも長生きする人も当然たくさんいます。今では100歳を超えている人もさほど珍しくなくなってきましたよね。

さて、それでも日本では、公的な年金制度があるので、死ぬまでずっと年金をもらうことは可能です。ただし、公的な年金は、十分な額でない可能性もあるのです。

公的年金は、2階建ての仕組みになっています。すべての人は国民年金に加入していて、会社員の人は厚生年金が上乗せされ、公務員の人なら共済年金が上乗せされる、という仕組みです。このように2階建ての年金を持っている人の場合は、平均的な収入の人なら最低限の生活をしていくことは可能です。(贅沢はできません)

ただ、今は非正規雇用の人も多く、厚生年金など2階建ての上乗せ部分がなく、国民年金のみ、という人が多いのが実情です。さらには、国民年金保険料も支払っていない、という人が少なくないのです。

筆者の周りでも非正規雇用でなおかつ独身だと、国民年金を支払っていない人の方が多いようです。

すると、当然老後の生活費は不足してしまいます。またたとえ厚生年金に加入していても、お給料が低い人の場合はそれだけ将来受け取れる年金も低くなっているのです。

個人年金に入っても不十分!?

民間の保険会社が販売している個人年金の多くは、短期間のみの年金です。一般的には10年確定年金と呼ばれるもので、10年間だけ年金が受け取れます。

65歳で定年退職してから10年間個人年金を受け取った場合、74歳で終了してしまいますよね。これでは、その後の生活が立ち行かなくなってしまいます。

個人年金の中でも保険料が数千円で手軽にかけられるものもありますが、保険料が安い個人年金の場合は当然受け取れる年金も少ないので、老後資金の足しになることはあっても、老後の生活をしっかり支えてくれるものにはならないのです。

個人年金で十分な保障を得ようと思えば、短期間のみの年金ではなく、終身年金を契約する必要があります。終身年金とは、公的な年金と同じように死ぬまでずっと受け取れる年金のことです。その分保険料は高くなりますが、長生きリスクに備えるには必要な年金ではないでしょうか。

個人年金の方が無駄が無い!?

個人年金なんて入らなくても、自分でお金を貯めておけばいい、と考える人も多いと思いますが、それでは、無駄が出てしまうことがあるんです。

今でも、預貯金をたくさん持っているのは高齢者ばかりで、安倍さんもなんとか高齢者にお金を使ってもらおうとがんばっているところです。しかし、「長生きリスク」がある以上は、安易にお金を使うことができません。うっかりお金を使ってしまうと、万が一すごく長生きした場合に生活に困ってしまうので、少しずつ大事に使うしかないのです。

そして、多くの方は多額の預貯金を残したまま亡くなり、平均3000万円程度の預貯金を残して亡くなるのだと言われています。

それよりは、最低限必要な生活費だけは公的な年金+個人年金で備えておいて、預貯金は必要以上に持たないようにする方が無駄がありませんし、若いうちにお金を有効に使えるのではないでしょうか。

たしかに、預貯金がたくさんあればそれだけいろんなことにお金を使うことができますが、実際は長生きリスクのためにお金を使えない人も多いものです。そうならないためには、年金としてある程度の金額を一貫して受給できるように準備しておく方がいのではないかと思いますよ。

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