自動振替貸付制度の利息について知りたい!

みなさんは、「自動振替貸付制度」を知っていますか?自動振替貸付制度とは、保険料の支払いができない場合に、解約返戻金の範囲内で保険料を立て替えてくれる制度のことです。でも、自動振替貸付制度を使うには、利息がかかるんです。

どうして利息がかかるの?

自動振替貸付制度は、保険会社にお金を借りるのではなく、もともと自分が支払った保険料なのだから、利息がつくのは納得いかない、と思う人もいると思います。でも、それは違います。

支払った保険料は、元はあなたのお金かもしれませんが、一度支払ってしまえば保険会社のものになってしまうんです。保険会社は、契約者からもらった保険料を原資にして運用します。運用することで利益を出し、その利益の一部が保険に還元されていきます。

もし、自動振替貸付制度を利用した場合、保険会社が運用できるお金が減ってしまいます。運用すればお金が増やせたのに、貸し付けてしまうことでお金を増やせなくなってしまうので、その分を利息として保険会社に払わなくてはならない、というわけなんです。

解約返戻金を使っているというよりも、あくまでも「保険会社が立替えている」という状態なので、利息がつくのは仕方ないのです。

自動振替貸付の利息は何%?

自動振替貸付制度を利用した際にかかる利息は、年率3.75%程度になっていることが多いですが、契約時期や保険会社によっても違います。気になる人は、契約している保険会社の公式サイトを確認してくださいね。

年率3.75%の場合は、1か月あたりにかかるのは0.307%ということになりますから、仮に1か月1万円の貸付を受けた場合は30円の利息がかかる、ということになります。「利息がかかる」と言うとかなり損するのではと思われるかもしれませんが、実際には金額的には小さいので、どうしても支払いが困難なときには解約するよりも、自動振替貸付制度を利用した方がお得になりますね。

また、自動振替貸付制度の利息は複利計算になっています。保険会社によっても異なりますが、月複利、半年複利、年複利の3種類があります。複利というのは、利息が一定期間を過ぎると元金に繰り入れられ、その増えた元金に対してさらに利息がつく、というものです。つまり、年複利よりも月複利の方が利息は高くつきます。

利息がいくらになるのか計算してみよう

利息は複利計算になるので、実際にトータルでいくらかかるのかが分かりにくいかと思います。そこで、ここでは月複利と年福利の2種類の計算方法を紹介したいと思います。

月々の保険料が1万円
1か月分だけ自動振替貸付を利用
年率3.75%
半年後に返済

【月複利の場合】
1か月目 1万円×3.75%÷12か月=30.7円
2か月目 (1万円+30.7円)×3.75%÷12か月=31.3円
3か月目 (1万円+30.7円+31.3円)×3.75%÷12か月=31.4円
4カ月目 (1万円+30.7円+31.3円+31.4円)×3.75%÷12か月=31.5円
5か月目 (1万円+30.7円+31.3円+31.4円+31.5円)×3.75%÷12か月=31.6円
6か月目 (1万円+30.7円+31.3円+31.4円+31.5円+31.6円)×3.75%÷12か月=31.7円
返済金額 1万円+30.7円+31.3円+31.4円+31.5円+31.6円+31.7円=10,188円

【年複利の場合】
1万円×3.75%÷2=187.5円
返済金額 1万円+187円=10,187円

このように、金額が小さい場合は、年複利でも月複利でも差はありません。ただ、これが長期間に渡ってしまったり、返済するまでに何年も経ってしまたりすると、複利でどんどん返済金額が増えてしまうんです。中には、自動振替貸付のことを忘れてしまっていて何十万円もの利息がついていた、という人もいます。

自動振替貸付はすぐに返済を!

上記の計算の通り、貸付を受けた期間も返済するまでの期間も短い場合は利息なんてほとんど気にしなくてもいいレベルです。でも、長期間に及ぶととても返済できないレベルの利息になってしまうので、自動振替貸付制度を利用した場合は早めに返済してしまいましょう。

自動振替貸付というのは、その名の通り自動で振り替えられるものですから、わざわざ連絡が来ることはありません。親切な担当者であれば「このままだと自動振替貸付になりますけど大丈夫ですか?」といった連絡をしてくれることもありますが、普通は連絡なしに振り替えられます。「連絡が来なかったから知らなかった!」では済まされないので、保険料が問題なく引き落とされているかどうかは定期的に確認した方がいいですね。

また、自動振替貸付を利用した場合には、ハガキでのお知らせは届きます。お知らせが来るタイミングは保険会社によっても異なるようですが、自動で振り替えられてもちゃんと連絡は来るので、保険会社からのお知らせは必ず確認しましょう。中には、保険会社から心当たりのないハガキが来ると、「どうせ新商品のお知らせか何かだろう」と思って読まずに捨ててしまう人もいますが、そんなことをしていると自動振替貸付の利息が貯まっているのを知らないままに何十万円もの利息がついてしまうこともあるのです。

さらに、自動振替貸付の返済をせずにいると、いつのまにか解約返戻金を食いつぶしてしまい、さらに放置すると保険が失効してしまうこともあります。もし、返済しないまま保険の満期が来たり、途中で死亡してしまったりして保険金が支払われる際には、貸付金+利息を差し引いた上で支払われることになります。

自動振替貸付は保険料の支払いに困ったときにはとてもありがたい制度ですが、よく分からないまま利用していると損することもあります。どうしても保険料の支払いが難しくなったときには、自動振替貸付制度をよく理解した上で利用するようにしてくださいね。

保険一括見積