学資保険は解約しないで!生活が苦しくなったときの対処法

子供がいる家庭では、子供の教育資金として学資保険に加入していることが多いと思います。学資保険の学資金を受け取るにはそれまで保険料を払い続ける必要がありますが、ワケあって保険料の支払いが困難になることもあると思います。そんなとき、極力解約は回避していただきたいのです。

学資保険を解約すると損します!!

学資保険は、普通の貯蓄とは違います。銀行にお金を預けたとき、それを引き出したとしてもお金が減ることはありませんね。お金がかかるとしても、提携ATMとかで引き出して手数料が数百円かかる程度です。定期預金に入れていた場合でも、定期を途中で解約すると定期預金の利息はつきませんが、預けたお金が減ってしまうということはまずありません。

しかし、学資保険を解約した場合は、今までに支払った保険料よりも、返ってくるお金は少なくなってしまうのです

学資保険の保険料というのは、全額が学資金のための貯蓄に回されるわけではありません。学資保険以外の保険商品でも同じなのですが、保険料には一定の「手数料」が含まれているんです。これを専門用語で「付加保険料」と言うのですが、保険会社のテナント料や人件費、光熱費などなど、保険を維持していくために必要な費用が、保険料に含まれているんです。

わたしたちが支払った保険料は保険会社で運用されていくので増えていく分もあるのですが、手数料として引かれている部分もあるので、解約時期によっては大幅に損をしてしまいます。

学資保険を契約している人は、契約時の書類の中に解約返戻金の一覧表が付いていると思います。それを見ると、支払った保険料よりも解約返戻金の方が少ないことはあきらかです。

学資保険を契約してすぐのころは、付加保険料が引かれた分だけが解約返戻金になるので、解約返戻金はかなり少なくなっています。契約後数年経つと、徐々に運用によってお金が増えていくので解約返戻金も大きくなってきますが、それでも支払った保険料よりは少なくなっています。

その額は、金額が小さな学資保険でも数千円程度、金額が大きい学資保険だと万単位で損してしまうことにもなってしまうんです。

学資保険に入れなくなる!?

生活が苦しくなったからと学資保険を解約したあと、また家計にゆとりが出てきたら学資保険に入ればいい、と考えている人もいるのですが、学資保険にはいつでも加入できるわけではありません。

保険会社によっても異なりますが、学資保険に加入できるのはだいたい6~7歳までです。その後は学資保険に加入できないという保険会社が多いので、安易に解約してしまうのはおすすめできないのです。

子供が小さいうちに学資保険を解約してしまった場合はまだ再度学資保険には加入できますが、のんびりしていると加入できなくなってしまうので、気を付けてくださいね。

学資保険じゃないとお金を貯められない人もいる

学資保険にこだわらなくても、銀行にしっかりお金を貯めておけば問題はありません。どうしても生活が苦しくて学資保険を解約しても、生活を立て直してからは自分で銀行にお金を貯めて、教育資金を準備したという人もいます。

しかし、実際には貯蓄が苦手な人も多いですよね。「がんばって貯金しよう!」という気持ちはあっても、少し家計が厳しくなるとつい引き出してしまい、なかなかお金が貯まらない、ということもあります。

でも、そうしてなかなかお金を貯められないままずるずると行ってしまうと、いよいよ子供が大学進学、というときにお金が用意できなくなってしまうのです。

お金がなければ大学には行けません。最近は奨学金の審査も厳しくなっていて簡単には借りられません。教育ローンを利用するにしても、教育ローンを借りるにも審査がありますから、かならずしも借りられるとは限らないのです。

また、奨学金を利用した場合、基本的には返済をするのは子供になります。現在は非正規雇用の人も多く、奨学金を返済できない人が増加していることも問題になっています。そのような問題のある制度を安易に使うこともおすすめできません。

お金を貯めるのが苦手な人は、学資保険を利用するのが一番確実です。

保険料の支払が難しくなった場合は

たとえば、失業してしまったなどで学資保険の支払いが困難になった場合でも、解約せずに回避する方法はあります。それが、自動振替貸付制度です。

自動振替貸付制度とは、保険料の支払いが無かった場合、解約返戻金の中から自動で保険料を振り替えてくれる制度のことです。放っておいても勝手に振り替えてくれますが、担当者から確認が入ることもあるようですよ。

自動振替貸付制度を使った場合は利息が付くので、後から利息分を合わせて返済しなければなりません。と言っても、キャッシングやカードローンと違って低金利ですから、わざわざキャッシングでお金を借りて保険料を払うよりは、負担が少ないでしょう。

自動振替貸付制度を使った際の返済は、特に期日はないので、生活を立て直すまではそのまま毎月自動振替貸付制度を使うことは可能です。ただ、使えば使うほど返済は大変になりますから、なるべく早くに生活を立て直すようにしてくださいね。

保険一括見積