生命保険の入り方、正しい方法は「必要な保障を必要な分だけ」

生命保険に、無駄な保険料を払っている人はたくさんいます。「生命保険って難しくてよく分からない」と思うあまり、担当者に進められるがままに「これだけ入っておけば安心だろう」と過剰な保障を持ってしまう人が多いんです。しかし、生命保険はたくさん入ったからと言って良いとは限りません。

こんな人は無駄な保険料を払っているかも!

  • 一つの保険にいろんな保障がついている
  • よく見ると「○歳からの保険料」が高額になっている
  • 自分が加入している保険の内容を自分で説明できない

あなたは、これらに該当しませんか?一つでも該当する方は、保障内容が過剰になっていて無駄な保険料を支払っているかもしれません。

保険証券は1人に1枚ではありません

まず、一つの保険にいろんな保障がついている、という人。つまり、「担当者いわく、病気や死亡、ケガとかいろんな保障がついているけど、保険証券は1枚だけ」というケースです。

これは、大手保険会社の典型的な保険商品で、いろんな保障が1つのセットになっている状態です。提案書などを見ると、「死亡」「入院」「手術」「三大疾病」「要介護」……といろんなシチュエーションでの保障がズラリと並びます。

大手保険会社の主力商品として売られているこのようなセット商品は、実はおすすめできないんです。セット商品というのは、多くの人にとって必要になりそうなものをあらかじめ一つの保険にまとめたもので、飲食店の定食と同じです。定食を「ご飯少なめ」にするように、保険でも「死亡保障は○万で」などある程度のカスタマイズはできます。

しかし、保険の場合は、セットになっているからと言ってお得になるわけではありません。ただ、いろんな種類の保険をひとまとめにして商品名を付けているだけなので、セット商品を選ぶ理由は無いのです。

さらに、保険のセット商品はある程度カスタマイズはできるものの、「死亡保障は1000万円以上」というように、それぞれの商品について最低金額が設定されており、死亡保障は500万円だけでいいのに商品の性質上無理やり1000万円の保障を付けられてしまうというような弊害もあります。

セット商品は、たしかに顧客にとっては分かりやすいように思えるかもしれませんが、実際にはあまり知識の無いプランナーでも簡単に提案できるように作られているというだけの商品です。理想的な保険というのは、一つひとつ自分に必要な保障を契約して組み合わせるもので、結果的には保険証券は保障の数だけ、つまり数枚になるのが普通のことなんですよ。

保険証券が1枚しかない、という人は保険の見直しをした方がいいかもしれません。

更新型の保険で本当にいいの?

よく見ると「○歳からの保険料」が高額になっているということはありませんか?

30歳で契約した保険の保険料が今は10,000円程度でも、よく見ると「40歳から18,763円」「50歳から30,987円」というように、10年ごとにどんどん保険料が上がってしまう保険は多いです。

こういう保険を「更新型」と言い、契約者にとっては良くない状態の保険です。

更新型になっていると、更新時の年齢で保険料を設定していくので、更新が来るたびにどんどん高額になっていきます。数百円程度ならまだしも、1万円以上アップするのも珍しくありませんし、今は良くても10年後、20年後に同じ保障を持ち続けるには高額な保険料を払えるのか、ということを考えておかなくてはなりませんね。

更新型にするメリットはただ一つ。それは、今の保険料を安く抑えられる、ということだけです。若いうちの10年間だけの保険料なら安いですが、たとえば30歳から60歳まで、というように長期間の保障を得るにはもっと高くなりますし、ましてや「死ぬまでずっと保障が続く」という終身タイプにするとさらに保険料が上がります。

本当は、必要な保障であれば終身タイプや長期間の保障にすべきなのですが、お客さんに契約してもらうために、更新型で設計して契約してもらいやすくしている、というのが実際のところ。

基本的には、更新型の保険は選んではいけません。更新型を選ぶべきなのは、「子供が成人するまでのあいだだけ大きい死亡保障が欲しい」というように期間限定のニーズがある場合だけです。このような場合は更新型の保険を選び、必要な期間が過ぎればその保険の更新をしないようにすれば、高額な保険料を支払う必要はありませんよ。

何の保険に入っているのか分からない!?

自分が加入している保険の内容を自分で説明できないという人は、今すぐ見直しが必要かもしれません。

「保険って難しいから」と、はじめから保障内容を理解しようとしない人もけっこう多いのですが、自分がどんな保険に入っているのか分からなければ、何か起きたときにも保障を得られないこともあります。

実際、本当なら給付金請求ができたのに、自分の保険が対象になっていることを知らなかったために給付金請求をせずに損している人も。せっかく保険料を払っているのに、給付金請求をしないなんてもったいないですよね。

自分がどんな保険に加入しているかを知るためには、一人で保険証券や提案書を見ていてはいけません。担当者にしっかり説明してもらう必要がありますし、分からないことはどんどん質問した方がいいです。契約時には当然説明してもらっていると思いますが、保険の内容って忘れてしまうんですよね。

できれば1年に1回程度は保険の内容を見返して、自分の保険の内容をあらためて理解しておくようにしましょう。
無駄な保険料を払わないためにも、自分の保険の内容を見なおして、無駄な部分があればその都度設計して直してもらうようにしてくださいね。

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