引き落としができなくても大丈夫!保険料を滞納しても失効しない保険がある?

生命保険の保険料は2か月連続で引落ができないと失効してしまい、万が一のことがあっても保障されなくなってしまいます。でも、すべての保険が失効してしまうわけではないんです。

失効しない生命保険とは

生命保険の失効というのは、保険料の払い込みをしなかったために保険としての効力を失ってしまうことです。失効後に病気やケガなど万が一のことがあっても、保険金・給付金を受け取ることができません。

生命保険というのは「保険料を払い込む代わりに万が一のときには保障してもらう」という契約ですから、保険料の払い込みが無ければ保障されなくなる、というわけです。

ただ、保険の種類によっては2か月連続で保険料の引落ができなかったとしても、失効することなく保険としての効力が続くものがあります。

それが、自動振替貸付制度です。
保険の種類によっては、自動振替貸付制度の対象になっているものがあります。この場合は保険料の払い込みができておらず、保険料払込猶予期間を過ぎてしまったとしても、保険が失効しないのです。

では、自動振替貸付制度とはどのような制度なのでしょうか?

自動振替貸付制度とは

自動振替貸付制度の対象となる保険というのは、解約返戻金がある保険です。

生命保険には、解約返戻金があるものと、解約返戻金がないものがあります。解約返戻金が無い保険というのはいわゆる「掛け捨て」と呼ばれる保険のことで、医療保険やがん保険、定期保険などが該当します。

一方、解約返戻金がある保険というのは、終身保険や個人年金保険、学資保険などが該当します。

解約返戻金がある保険の場合は、解約した場合に今まで支払った保険料のうちいくらかが返金されます。もし、保険料の払い込みができなかった場合は、この解約返戻金の中から、保険料を振り返ることができるんです。これが、自動振替貸付制度です。

保険が失効してしまうと万が一のことが起こっても保障されなくなり、契約者・被保険者が困ってしまうことになりますから、解約返戻金の中から保険料を立て替えて、保険が失効しないようにするわけですね。

注意!利息がかかります

自動振替貸付制度は、こちらが希望しなくても勝手に振替がされるようになっていますが、当然利息がかかります。利息はその保険の契約日によっても異なりますが、3%前後となっている保険会社が多いようです。

つまり、1万円の保険料が自動振替貸付制度によって立替えられた場合は、年率3%だとすると1か月あたり25円の利息が付く、という仕組みです。

振替貸付の返済は銀行振込や払込用紙での支払いなどができ、利息とともに清算することで、解約返戻金の金額をもとにもどすことができます。なお、返済をしない限りはずっと利息が付き続け、利息は年複利で計算されるので、どんどん解約返戻金が減っていくことに……。

また、振替貸付制度が適用されている状態で死亡した場合、貸し付けられた金額は死亡保険金から差し引かれることになります。

どうしてもお金がない!というときは

解約返戻金のある保険の場合は自動振替貸付制度が利用できるので、お金がどうしてもない!というときには便利です。普通、生命保険は病気やケガの際の保障をする医療保険と、死亡時の保障をする終身保険などに分けて加入していると思いますが、解約返戻金のある終身保険は自動振替貸付制度を利用して、自動振替貸付制度の対象ではない医療保険は優先的に保険料を支払う、というようにすれば、どの保険も失効させずに済ませることができます。

ただ、解約返戻金のある保険であっても、解約返戻金の金額が保険料+利息に満たないような場合は利用できませんから、よく分からない場合は担当者に相談してくださいね。

また、基本的には自動振替貸付制度は使わない方がいいものですから、保険料が滞ることが無いように、家計のやりくりには気を付けてくださいね。

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