定期保険に解約返戻金がないワケ

定期保険と言うのは、安い保険料で大きな保障が得られるのが魅力です。ただ、定期保険は、途中で解約したとしてもほとんど解約返戻金がありません。

それもそのはず、定期保険で支払う保険料のほとんどは、誰かの保険金として支払われる仕組みになっているからです。(厳密に言うと、保険金支払いに充てられる純保険料のほかに、保険会社が使う経費としての付加保険料も含まれています)

終身保険であれば、いつか必ず保険金を支払わなければならないものですから、いつかくる支払のために保険料を貯めておく必要があります。

ですから、終身保険を解約した時には、今までに支払った保険料のうち、経費である付加保険料の分が差し引かれた分の保険料が返ってくるんです。

でも、定期保険の場合は一定期間に死亡するとは限らないので、貯めておく分の保険料は微々たるものなんですね。基本的には、定期保険に解約返戻金はありません。

ただ、定期保険でも、若干の解約返戻金が発生することがあります。

それは、保険料の仕組みに秘密があるんです。生命保険の保険料というのは、加入時の年齢によって決まりますよね。年齢や性別によって死亡率は異なるわけですから、当然のことです。

でも、いったん加入してしまえば、契約時の保険料が、契約中に上がることはありません。契約後も年齢は上がっているのに、保険料は上がらないんです。

たとえば、20歳で契約したとして、20歳の人なら月々2,000円の保険料だとします。それが、21歳になったら2,100円、22歳になったら2,200円、23歳になったら2,300円、というふうに本当なら少しずつ保険料は上がるはずです。

でも生命保険の場合は、それらの平均値を保険料としているのです。20歳から30歳になるまで、10年間の定期保険の場合なら、20歳のときの保険料と30歳の保険料の平均値をはじめから保険料として設定しているので、契約途中に保険料が上がるということはありません。

ということは、契約時してから5年間は、本来必要な保険料よりも多めに支払っている、ということになります。

そして、残りの5年間は、本来必要な保険料よりも少なめの支払いで済む、ということです。

このように、年齢が上がるにつれ必要な保険料は上がるのに、そうしないで一定の保険料にしている、ということは、はじめのうちに多めに支払って、後からその多めに支払った分の保険料で補いながらその保険を維持していくことになるのです。

ですから、定期保険でも、多めに支払っているあいだには、保険会社は契約者からもらいすぎている分の保険料が存在するので、解約する時期によっては解約返戻金がわずかながら払われることがあるんですよ。

と言っても、そこまで金額が大きいものではなく、数百円とか数千円です。
「定期保険は掛け捨て」という認識は正しいと言えますが、全く解約返戻金では無い、ということですね。

ただ、定期保険の中には全く解約返戻金がないタイプのものもあります。
解約返戻金を全くなくすことによって、保険料がさらに安く設定されているものです。

定期保険というのは基本的に、解約することも少ないですし、解約しても解約返戻金は微々たるものなので、はじめから解約返戻金が無いタイプのものを選ぶ方が、少しでも保険料を節約したい人にとってもお得なんですよ。

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