定期保険が安いとは限らないので注意が必要

定期保険というのは、割安な保険料で大きな保障がもてる保険ですよね。
何千万という大きな保障でも、月々数千円の保険料で済むものです。

ただ、定期保険が必ずしも安い、というわけではないので、注意が必要です。

まず、なぜ、定期保険の保険料が安いのか考えてみましょう。

定期保険は、一定期間だけを保障するものです。
20歳の男性が10年間の定期保険に加入した場合、1000万円の保障なら月々の保険料は2,000円弱で済みます。とても安いですよね。

でも、生命保険というのは、加入時の年齢によって保険料が決まります。
50歳の男性が、同じく10年間の定期保険に加入した場合、1000万円の保障なら6,000円ほどの保険料がかかります。

同じ保障期間・保障金額でも、保険料は3倍ほどになるんです。当然、これが60歳、70歳となればもっと保険料は上がります。

というのも、年齢が上がるにつれ、死亡率も高くなるからなんです。

生命保険の保険料の決まり方というのは、支払が必要な保険金を、みんなでワリカンにする、という考え方です。

若いうちなら、10000人中、1年の間になくなるのは1~2人程度だとしても、年齢が高くなると5人、10人と死亡する人の人数は増えていきます。

同じ人数がいても、死亡する人の人数が増えればそれだけ必要な保険金の金額も増えていく、ということですね。

ですから当然、契約する時の年齢が高ければ、同じ条件の保険でも、保険料は大幅に高くなります。

また、若いうちに保険に加入したとしても、保障期間が長ければ、やはり保険料は高くなります。いくら20歳で契約したとしても、80歳まで保障が続くような定期保険に入るなら、終身保険と変わらないぐらいの保険料になってしまうんですよ。

特に男性の場合は、現在の平均寿命は79歳ぐらいですから、80歳まで、といった長期にわたる定期保険は、定期保険というよりも終身保険に近いものになってしまうことになります。

そもそも、定期保険というのは、一定期間だけ保障を厚くするために使うものであって、長期間、しかも高齢になってからの保障をするのには向かない商品です。

高齢になれば、定期保険に限らず、保険料は軒並み高くなります。

理想としては、まだ給料が低く貯蓄も少ないうちは生命保険の保障を厚くしておき、給料が上がり、貯蓄も増え、万が一のことがあったときでもそれなりの遺族年金が入る、というふうに経済面が充実してきたら、生命保険を手厚くする必要はないんです。

子どもが独立した後には、自身のお葬式代や老後資金の準備に専念する程度で問題ありません。

医療保険などでも、若いうちから加入している保険があるなら別ですが、中年以降に新たな保険に入る必要は、基本的には無いと考えていただいても差し支えありません。

定期保険=保険料が安い、と思っていると、「年をとってからでも安い保険料で加入できる」と思いがちかもしれませんが、全くそのようなことはなく、かなり高額な保険料がかかるので、気をつけておきましょう。

年をとってからでも加入できる保険もたくさんあり、保険料も月々数千円、というものもありますよね。でもそういった保険は、保険料が安くても、保障内容自体もかなり薄くなっています。

死亡保障が○百万円、となっていても、それは事故死亡の場合のみで、病気による死亡では数十万円しか支払われないんです。大半の方は、病気で死亡します。事故で死亡する確率は低いですよね。

だから、リスクの低い事故死亡に関しては保障が厚く、リスクの高い病気死亡に関しては保障が薄くなっているんですね。

定期保険が安いのは、若いうちだけの話だということを理解しておきましょう。

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